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【完全保存版】クビワペッカリーの「沼」が深すぎる!イノシシそっくりなのに別の動物?知られざる生態と魅力を徹底解説

クビワペッカリー 野生動物
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「クビワペッカリー」という動物を知っていますか?

動物園で見かけると、「小さなイノシシかな?」と思ってしまう人も多いかもしれません。

ずんぐりとした体、短い脚、丸い鼻。

たしかにイノシシによく似ています。

ところが、クビワペッカリーはイノシシとは別のグループに属する動物。さらに、背中にある「へそ」のような臭腺や、仲間同士で体をこすり合わせる行動、意外と高い社会性など、知れば知るほど面白い特徴を持っています。

この記事では、クビワペッカリーの大きさ・寿命・食べ物・生息地・臭腺・群れで暮らす理由・ペッカリーの種類・絶滅危惧の現状・日本で会える動物園まで、詳しく紹介します。

クビワペッカリーってどんな動物?基本スペックと驚きの生態

クビワペッカリー

クビワペッカリーは、学名をPecari tajacu、英名をCollared Peccaryといいます。

分類上は哺乳類・偶蹄類・ペッカリー科に属する動物です。

上野動物園によると、頭胴長は約80~98cm、肩高30~40cm、体重17~25kgほど。大型のイノシシと比べると、かなり小型です。 (東京動物園協会)

イノシシそっくりだけど「イノシシ」ではない!

クビワペッカリー最大のポイントがここ。

イノシシに似ているけれど、イノシシではありません。

イノシシなどのイノシシ科(Suidae)は主にユーラシアやアフリカなどに分布しています。

一方、ペッカリー科の動物は南北アメリカ大陸に生息しています。

つまり、見た目はそっくりでも、進化の系統が異なる動物なのです。上野動物園でも「イノシシに似ていますが、別のグループ」と紹介されています。 (東京動物園協会)

名前の由来は「首輪」のような模様

「クビワペッカリー」という名前の由来は、その特徴的な模様です。

首から肩、胸にかけて白っぽい帯状の模様があり、まるで首輪をしているように見えます。

この「首輪」が名前の由来です。

一見すると地味な茶褐色の体ですが、よく見ると首元に特徴的な白いラインが入っています。

動物園で見つけたときは、ぜひ首のあたりをチェックしてみてください。

背中には「へそ」のような臭腺がある!

クビワペッカリーの体には、もう一つ非常に特徴的な部分があります。

それが背中にある臭腺です。

この臭腺から分泌物を出し、それを仲間同士でこすりつけることで、コミュニケーションに利用しています。

大宮公園小動物園では、背中にある臭腺を「へそのようなもの」と紹介し、においを出して仲間同士でこすり合う行動が見られると説明しています。 (大宮公園小動物園)

そのため、クビワペッカリーには「ヘソイノシシ」と呼ばれることもあります。

見た目だけでなく、体の仕組みまでユニークな動物です。

クビワペッカリーの生息地は?砂漠にも暮らせる意外な適応力

クビワペッカリー

クビワペッカリーは、北アメリカ南部から中米、南アメリカの一部まで、非常に広い範囲に分布しています。

森林だけでなく、

  • 熱帯雨林
  • サバンナ
  • 草原
  • 低木地
  • 乾燥地帯
  • 砂漠
  • 岩場

など、さまざまな環境で暮らすことができます。

Animal Diversity Webによると、クビワペッカリーは海抜0mから3,000m程度までの幅広い標高に生息し、熱帯雨林から乾燥した砂漠や草原まで適応しています。 (Animal Diversity Web)

この環境への適応力の高さも、クビワペッカリーの大きな特徴です。

クビワペッカリーは何を食べる?

クビワペッカリーは、基本的には植物を中心に食べる雑食性の動物です。

食べ物には、

  • サボテン
  • 果実
  • 種子
  • 木の葉
  • 昆虫
  • 小さな無脊椎動物

などがあります。

特に乾燥した地域では、サボテンが重要な食料になります。

なんとクビワペッカリーは、トゲのあるサボテンも食べることがあります。

上野動物園でも、主食としてサボテンなどの植物を挙げているほか、鼻を使って地面を掘り、植物の茎や根、昆虫なども食べると紹介しています。 (東京動物園協会)

「イノシシみたいだから何でも食べるのかな?」と思いきや、地域の環境に合わせて食べ物を変えながら暮らしているのです。

クビワペッカリーは群れで暮らす?

はい。

クビワペッカリーは群れで暮らす社会性の高い動物です。

野生では数頭から十数頭程度の小さな群れを作ることが多く、群れの中では体をこすり合わせたり、鼻を近づけたり、鳴き声を使ったりしてコミュニケーションを取ります。

大宮公園小動物園でも、クビワペッカリーは野生下で数頭の群れで生活すると紹介されています。 (大宮公園小動物園)

また、Animal Diversity Webでは、互いに体をこすり合わせたり、においを確認したりする行動が紹介されています。 (Animal Diversity Web)

動物園で複数のクビワペッカリーを見つけたら、それぞれがどんな距離感で過ごしているのか観察してみるのもおすすめです。

クビワペッカリーの「種類」は何種類?

ここも少しややこしいポイントです。

「ペッカリー」と呼ばれる動物には、現在生きているものとして大きく3種類が知られています。

種類学名主な特徴
クビワペッカリーPecari tajacu比較的小型で分布域が広い
シロヒゲペッカリーTayassu pecari大きな群れを作ることで知られる
チャコペッカリーCatagonus wagneri南米のチャコ地方に生息する希少種

3種はいずれもペッカリー科に属しています。 (Animal Diversity Web)

クビワペッカリー

今回紹介しているクビワペッカリーです。

3種の中でも分布域が広く、北アメリカ南部から中南米、南アメリカの一部まで生息しています。

首の白い帯状模様が最大の特徴です。

シロヒゲペッカリー

名前の通り、口元から頬にかけて白っぽい毛が目立つペッカリーです。

クビワペッカリーよりも大きな群れを作ることがあり、数十頭から非常に大規模な群れになることもあります。

森林の中を移動しながら果実や種子などを食べるため、森の生態系にも重要な役割を果たしていると考えられています。 (Animal Diversity Web)

チャコペッカリー

チャコペッカリーは、南米のグラン・チャコ地域に生息する珍しいペッカリーです。

3種の中でも特に保全上の注目度が高く、IUCNのペッカリー専門家グループでも保全活動が行われています。 (IUCN)

「ペッカリー」と一言でいっても、それぞれ違った暮らしをしているのです。

クビワペッカリーは絶滅危惧種?

クビワペッカリーは、現在のIUCNレッドリストでは**LC(低懸念)**に分類されています。 (東京動物園協会)

つまり、現時点では絶滅危惧種として扱われているわけではありません。

しかし、だからといって何も問題がないわけではありません。

ペッカリー類は、

  • 森林の減少
  • 生息地の分断
  • 農地開発
  • 狩猟
  • 人間活動による環境変化

などの影響を受けています。

特にチャコペッカリーやシロヒゲペッカリーなど、別のペッカリーにはより深刻な保全上の課題を抱える種があります。

そのため「クビワペッカリーは低懸念だから安心」とだけ考えるのではなく、ペッカリーという動物全体がどのような環境で暮らしているのかを知ることも大切です。

思わずクスッとするクビワペッカリーの「ギャップ萌え」

クビワペッカリーは、写真だけを見るとちょっと怖そうに見えることがあります。

短い脚に鋭そうな牙。

ずんぐりした体。

ところが、実際に観察してみると意外と愛嬌のある動物です。

仲間同士でスリスリする

クビワペッカリーは、仲間同士で体をこすり合わせる行動をします。

背中にある臭腺を利用して、お互いのにおいを確認したり、コミュニケーションを取ったりします。

見た目はワイルドなのに、仲間同士でスリスリしている姿はかなり可愛らしいものです。

赤ちゃんはさらにかわいい!

クビワペッカリーの赤ちゃんは、大人よりも体が小さく、ちょこちょこと動き回ります。

大宮公園小動物園では、2021年に2頭の赤ちゃんが誕生し、母親の「イズ」と一緒に過ごす様子が紹介されました。 (大宮公園小動物園)

伊豆シャボテン動物公園でも2019年に赤ちゃんが誕生し、大人たちの背中に乗って昼寝する姿などが紹介されています。 (伊豆シャボテン動物公園)

「背中に乗って昼寝する」という姿は、クビワペッカリーの魅力を一気に感じられるポイントです。

日本でクビワペッカリーを見ることができる動物園

クビワペッカリーは、日本の動物園でも見ることができます。

伊豆シャボテン動物公園

静岡県伊東市にある伊豆シャボテン動物公園では、現在もクビワペッカリーを展示しています。

公式サイトの園内マップでも、クビワペッカリーが「古代遺跡ロックガーデンエリア」にいる動物として掲載されています。

また、これまでに繁殖にも取り組んでおり、2019年には赤ちゃんが誕生しています。

大宮公園小動物園

埼玉県さいたま市の大宮公園小動物園でもクビワペッカリーを見ることができます。

こちらでは家族群で飼育されてきた歴史があり、飼育員による「クビワペッカリー家族物語」など、個体ごとの性格や関係性を知ることができる情報も公開されています。

ただ動物を見るだけでなく、「この子はどんな性格なのかな?」と観察すると、より楽しめるでしょう。

上野動物園

東京都の上野動物園でもクビワペッカリーが飼育されています。

公式の「生き物図鑑」では、体の大きさ、食べ物、生息地、特徴などが詳しく紹介されています。

ただし、個体の健康管理などによって展示状況が変わる場合があります。

ごかつら池どうぶつパーク

三重県のごかつら池どうぶつパークでもクビワペッカリーが飼育されています。

2025年には4頭の個体について、それぞれの性格や見た目の特徴が紹介されています。

「食いしん坊で強気」「少し臆病でマイペース」など、個体によって性格が異なることも分かります。 (ごかつら池どうぶつパーク)

このように、クビワペッカリーは日本でも複数の動物園で見ることができます。

なお、日本動物園水族館協会(JAZA)では、動物名から飼育している動物園・水族館を検索できる「飼育動物検索」を公開しています。最新の飼育・展示状況を確認したい場合にも便利です。 (JAZA)

動物園でクビワペッカリーを見るときの注目ポイント

クビワペッカリーを見つけたら、ぜひ次の部分に注目してみてください。

① 首元の「白い首輪」

まずは名前の由来になった模様。

茶色い体に白い帯が入っているため、近くで見ると意外と模様がはっきりしています。

② 背中の臭腺

背中の中央付近にある臭腺も特徴的です。

仲間同士で体をこすり合わせているときは、コミュニケーションをしている可能性があります。

③ 鼻を使った採食

地面を鼻で探りながら、植物や根などを探す姿も見どころです。

④ 群れの動き

「誰が誰の近くにいるのか」に注目すると、個体同士の関係性が見えてきます。

クビワペッカリーに関するよくある疑問

クビワペッカリーはイノシシの仲間?

見た目はよく似ていますが、イノシシとは別のグループです。

クビワペッカリーはペッカリー科に属します。 (東京動物園協会)

クビワペッカリーは何を食べる?

植物を中心に、サボテン、果実、種子、根などを食べます。

昆虫などを食べることもあり、食性は雑食性です。 (Animal Diversity Web)

クビワペッカリーはどこに住んでいる?

北アメリカ南部から中米、南アメリカの一部まで広く分布しています。

森林だけでなく、サバンナや草原、乾燥地帯などにも適応しています。 (Animal Diversity Web)

クビワペッカリーは絶滅危惧種?

IUCNレッドリストではLC(低懸念)とされています。 (東京動物園協会)

ただし、ペッカリー類には絶滅の危機に直面している種もいます。

クビワペッカリーの背中にあるものは?

背中には臭腺があります。

分泌物を仲間同士でこすりつけることで、コミュニケーションなどに利用しています。 (大宮公園小動物園)

まとめ:次の週末は「小さなイノシシ」のようなクビワペッカリーに会いに行こう

クビワペッカリーは、一見すると「小さなイノシシ」のように見える動物です。

しかし、実際にはイノシシとは別のペッカリー科に属し、北アメリカ南部から南アメリカまで広い範囲に暮らしています。

そして、

  • 首には「首輪」のような白い模様がある。
  • 背中には特徴的な臭腺がある。
  • 仲間同士で体をこすり合わせてコミュニケーションをする。
  • サボテンなど植物を中心にさまざまなものを食べる。
  • 数頭ほどの群れで暮らす社会性の高い動物。

という、ユニークな特徴を持っています。

さらに「ペッカリー」というグループには、クビワペッカリーだけでなくシロヒゲペッカリーやチャコペッカリーも存在します。

特に面白いのは、動物園で実際に観察すると、個体ごとの性格まで見えてくること。

ちょこちょこと動き回る子、仲間に寄り添う子、エサを探すことに夢中な子など、それぞれ違った行動を見せてくれます。

「イノシシみたいな動物がいる!」

と思ったら、ぜひ一度立ち止まってみてください。

もしかすると、その動物はクビワペッカリーかもしれません。

次の動物園では、ぜひ「首の白い首輪」と「仲間同士のスリスリ」を探してみてください。

知れば知るほど愛着が湧いてくる、ちょっと不思議でかわいい動物です。

※動物園の飼育・展示状況やイベント内容は変更される場合があります。お出かけ前には各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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