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長生きする動物10選!世界一長寿の動物は?驚きの寿命や長生きの理由を紹介

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人間の寿命は長くても100年前後ですが、動物の世界にはその数倍もの時間を生きる種がいます。

中には、江戸時代や大航海時代から生き続けている(と考えられる)個体も存在するというから驚きです。

この記事では、長生きする動物を10種類ピックアップして紹介しながら、世界一長寿とされる動物や、なぜそこまで長く生きられるのかという理由、さらに身近なペットたちの寿命についても解説します。

長生きする動物10選

1.ニシオンデンザメ

ニシオンデンザメ
Photo: Hemming1952 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

北大西洋や北極海の深海に生息するニシオンデンザメは、脊椎動物の中で最も長寿とされるサメです。目の水晶体に含まれる放射性炭素の濃度から年齢を推定する研究によって、最も高齢な個体は約400歳前後と見積もられました。

体長6メートルを超える個体も確認されており、メスが性成熟するまでに150年以上かかるともいわれています。成長がとにかくゆっくりで、深海のほぼ0度に近い水温の中を悠然と泳ぎ続けています。

2.ホッキョククジラ

ホッキョククジラ

北極圏の冷たい海に暮らすホッキョククジラも、屈指の長寿動物として知られています。

かつては他のクジラと同程度の60〜70年程度と考えられていましたが、近年の研究で少なくとも150〜200年ほど生きる個体がいることがわかり、確認されている最高齢個体は推定211歳とされています。

DNA解析からは、寿命が268年に達する可能性も示唆されました。優れたDNA修復能力を持つことが、長寿かつがんになりにくい体質につながっていると考えられています。

3.ゾウガメ

Norbert Nagel / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

ゾウガメは陸生の脊椎動物の中でもトップクラスの長寿で知られる存在です。

中でも有名なのが、南大西洋のセントヘレナ島で暮らすセーシェルゾウガメ(正式名称:アルダブラゾウガメ)「ジョナサン」で、1832年生まれと推定され、2022年には190歳の誕生日を迎え、存命中最高齢の陸上動物としてギネス世界記録に認定されました。

ゾウガメの平均的な寿命は150歳程度ともいわれ、それを大きく上回る長寿ぶりが世界中で注目を集めています。

4.コイ

ニシキゴイ

魚類の中にも驚くほど長生きする種がいます。日本ではニシキゴイが長寿の魚として知られ、なかでも岐阜県で飼われていた「花子」という個体は、鱗の輪紋を調べた結果、推定226歳で1977年に亡くなったとされ、ギネスブックにも掲載されました。

ただし、この年齢推定については、鱗の輪紋が1年に1本ずつ増えるという前提そのものに疑問が指摘されており、現在では信憑性が疑われていることも知っておきたいポイントです。

それでもニシキゴイは、一般的に数十年から100年前後生きる個体も確認されている、長寿な種であることは間違いありません。

5.ハダカデバネズミ

餌を食べるハダカデバネズミ
画像:Ltshears / Wikimedia Commons(Public Domain)

アフリカ東部の地下に群れで暮らすハダカデバネズミは、見た目のユニークさだけでなく、寿命の長さでも研究者の注目を集めている動物です。

体の大きさが近いマウスの寿命が2〜3年程度であるのに対し、ハダカデバネズミは約30年、長い個体では40年以上生きるとされています。

さらに、加齢に伴って死亡率が上昇しないという特徴も報告されており、「老化しない哺乳類」として世界中の老化研究のモデル動物になっています。

6.長寿のオウム類

クルマサカオウム
画像:Ron Knight / Wikimedia Commons / CC BY 2.0

オウムやインコの仲間にも長寿な種が多く、特に大型種は寿命が長い傾向にあります。

ギネス世界記録に認定されている最長寿記録は、アメリカの動物園で飼育されていたクルマサカオウム「クッキー」の83歳で、1933年に生まれ2016年に亡くなりました。

コンゴウインコやタイハクオウムといった大型種も、飼育環境が整えば50〜80年ほど生きることが珍しくなく、ペットとして迎える際には「人生を共にする」覚悟が必要ともいわれています。

7.アイスランドガイ

アイスランドガイ
画像:Vsevolod Rudyi / Wikimedia Commons / CC BY 4.0

意外に思われるかもしれませんが、これまでに年齢が確認された動物の中で最も長寿だったのは、実は二枚貝の一種であるアイスランドガイです。

2006年にアイスランド沖で採集された個体は、貝殻の成長線を数える方法と放射性炭素年代測定を組み合わせて調べた結果、推定507歳と判明しました。

生まれた当時、中国が明王朝だったことにちなんで「明(ミン)」という愛称がつけられています。北大西洋の冷たい海でゆっくりと成長する生態が、驚異的な長寿につながったと考えられています。

8.ウミガメ類

アカウミガメとダイバー
画像:João D’Andretta / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

ウミガメの仲間も長寿な爬虫類として知られています。性成熟するまでに数十年かかる種が多く、寿命はおおむね数十年から100年前後と考えられています。

長い年月をかけてゆっくり成長し、広い海を回遊しながら生涯を過ごすその生態は、寿命の長さと深く関係していると考えられています。

9.ムカシトカゲ

ムカシトカゲ

ニュージーランドにのみ生息するムカシトカゲは、約2億年前の姿をほとんど変えていないとされる「生きた化石」です。爬虫類の中でも成長がとても遅く、35歳ごろまで成長を続け、寿命は100年以上とされています。ニュージーランドのサウスランド博物館で飼育されている「ヘンリー」という個体は推定122歳で、111歳のときに初めて繁殖に成功したことでも話題になりました。低温にも強く、多くの感染症に対する耐性を持つことでも知られています。

10.ワニ

アメリカアリゲーターが日向ぼっこしている

ワニの仲間も、種によっては驚くほどの長寿を記録します。セルビアのベオグラード動物園で暮らすアメリカアリゲーター「ムヤ」は、飼育員の推定で90歳を超えているとみられ、世界最高齢のワニとして知られています。

以前に世界最高齢とされていたのは、モスクワ動物園で飼育されていたアメリカアリゲーター「サターン」で、1936年に生まれ、ベルリン動物園での第二次世界大戦の空襲を生き延びたのち、2020年に84歳で亡くなりました。

野生のアメリカアリゲーターの寿命が30〜50年程度とされる中、飼育下ではその倍近くまで生きる個体がいることがわかります。

世界一長生きする動物は?

Norbert Nagel / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

確認されている最高齢と推定寿命は違う

「世界一長生きする動物」を考えるときに注意したいのが、実際に確認された最高齢の記録と、種としての推定寿命は必ずしも同じではないという点です。

ニシオンデンザメの「約400年」という数字も、実際に400歳の個体が確認されたわけではなく、放射性炭素年代測定などの手法から推定された数値です。同様に、ホッキョククジラの268年という数字もDNA解析による推定にとどまります。

一方で、ゾウガメのジョナサンのように、生まれた年がある程度はっきりしており、190歳という年齢が記録として積み重ねられている例もあります。

「世界一長生き」を語る際には、確認済みの記録なのか、推定にすぎないのかを区別して見ることが大切です。

世界記録として知られている動物

現時点で、脊椎動物の中で最も長寿と推定されているのはニシオンデンザメで、およそ400年という寿命は他のどの脊椎動物も上回りません。

一方、実際に生年がわかっている個体としての世界記録は、ゾウガメのジョナサンが持つ190歳超(2026年現在ではさらに年齢を重ねています)です。

魚類ではニシキゴイの「花子」の226歳という記録もありますが、こちらは前述の通り推定方法に疑問符がついています。

分野によって「世界一」の基準が異なる点は、覚えておくとよいでしょう。

なぜ長生きできる動物がいるの?

女性が疑問を考えている

成長や代謝との関係

長寿な動物には、成長がゆっくりで代謝が低いという共通点がよく見られます。

細胞の代謝速度が遅いほど、体内で発生する活性酸素によるダメージ(酸化ストレス)が少なく済み、老化の進行を遅らせられると考えられています。

ニシオンデンザメやゾウガメ、ムカシトカゲなど、成長に長い年月をかける動物ほど、長寿な傾向が見られるのはこのためです。

天敵や生息環境との関係

天敵が少ない環境で暮らす動物や、深海・地下など外敵に襲われにくい場所で生活する動物も、長生きしやすいといわれています。

ニシオンデンザメは深海に生息し、ハダカデバネズミは地下トンネルの中で集団生活を送っており、いずれも外的なリスクが比較的少ない環境です。

危険にさらされる機会が少ないほど、進化の過程でゆっくり成長し、長く生きる方向に体の仕組みが最適化されやすいと考えられています。

老化しにくい体の仕組み

近年の研究では、長寿な動物の多くが「老化しにくい体の仕組み」を持っていることがわかってきました。

ホッキョククジラは優れたDNA修復タンパク質を持つことで、細胞の損傷を効率よく修復し、老化やがん化を抑えていると考えられています。

ハダカデバネズミも、加齢に伴って死亡率が上昇しないという、他の哺乳類とは異なる特徴を持つことが報告されています。

こうした仕組みの解明は、将来的にヒトの老化研究にも応用できる可能性があるとして、世界中の研究者から注目されています。

身近な動物はどのくらい長生き?

ベッドの上、白いブランケットの下で一緒に横になっている、ペンブローク・ウェルシュ・コーギーの子犬と子猫。

世界には驚くほど長寿な動物がいる一方で、私たちの身近にいるペットたちの寿命も、実はさまざまです。

犬の平均寿命は、犬種や体格によって差があるものの、おおむね12〜15年程度とされています。一般的に、小型犬のほうが大型犬よりも長生きする傾向があるといわれています。

適切な栄養管理や定期的な健康診断、去勢・避妊手術などが、寿命を延ばす要因になると考えられています。

犬について知りたい情報があるかたは、こちらの
犬種図鑑|人気犬種から大型犬・中型犬・小型犬まで特徴や性格を徹底解説
をご覧ください。

猫の平均寿命は、完全室内飼育の場合でおおむね15年前後とされ、外に出る機会がある猫よりも長生きする傾向があります。

事故や感染症のリスクを避けられる室内飼育は、猫の寿命を延ばす大きな要因のひとつです。

猫について知りたい情報があるかたは、こちらの
【全35種】猫図鑑|人気の猫から珍しい種類まで性格・特徴を徹底比較
をご覧ください。

ウサギ

ウサギの平均寿命は、7〜8年程度とされています。適切な食事管理やストレスの少ない環境づくりによって、それ以上長生きする個体も珍しくありません。

歯や消化器のトラブルが起こりやすい動物なので、日々の健康チェックが寿命に影響しやすいといわれています。

うさぎについてもっと知りたい方はこちらの『【愛玩動物飼養士監修】うさぎを長生きさせる育て方!かかりやすい病気と予防策を徹底解説』をご覧ください。

ハムスター

ハムスターは、ペットの中でも比較的寿命が短い動物で、平均して2〜3年程度とされています。小さな体で代謝が速いことが、寿命の短さに関係していると考えられています。

短い期間だからこそ、日々の様子をよく観察し、大切に過ごすことが重要です。

ハムスターについて詳しく知りたい方はこちらの『ハムスターの基本情報と飼い方について』をご覧ください。

動物の寿命を知ることは命について考えるきっかけに

400年生きるかもしれないニシオンデンザメから、平均寿命が2〜3年ほどのハムスターまで、動物の寿命は種によって驚くほど幅があります。

長寿の動物たちの体の仕組みを知ることは、老化や寿命という現象そのものへの理解を深めるきっかけになりますし、身近なペットの寿命を知ることは、日々の飼育やお世話への向き合い方を見直すきっかけにもなるはずです。

どんな動物であっても、限られた時間を懸命に生きていることに変わりはありません。

長寿な動物たちの驚きのエピソードを通して、あらためて命の尊さについて考えてみてはいかがでしょうか。

また、長寿で知られる動物の中にも、生息環境の変化や人間活動などによって絶滅の危機にさらされている種類がいます。絶滅危惧種について詳しくは、こちらの『絶滅危惧種とは?』の記事で紹介しています。

長生きする動物10選まとめ

  • ニシオンデンザメ:推定約400年で、脊椎動物の中でも最長寿とされる
  • ホッキョククジラ:150〜200年以上生きる個体がいるとされる
  • ゾウガメ:ジョナサンは190歳を超える長寿記録で知られる
  • コイ:ニシキゴイなど、長寿の個体が知られている
  • ハダカデバネズミ:30年以上生きることがあり、老化研究でも注目される
  • オウム類:大型種には50〜80年以上生きるものもいる
  • アイスランドガイ:推定507歳という記録が知られている
  • ウミガメ類:数十年から100年前後生きる種がいる
  • ムカシトカゲ:100年以上生きるとされる長寿の爬虫類
  • ワニ:飼育下で80〜90年以上生きる個体が知られている

身近な犬・猫・ウサギ・ハムスターの寿命もあわせて知っておくと、日々のペットとの暮らしをより大切にするヒントになるはずです。

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