日本ではあまり知られていない犬種ですが、ヨーロッパでは古くから鳥猟の良きパートナーとして知られていました。
今回はそんなイングリッシュポインターの特徴や飼い方などのについてご紹介します。
イングリッシュ・ポインターの特徴
イングリッシュポインターの特徴
筋肉がしっかりとありますが、スッキリとした体つきで、長くてすらりとした脚を持っています。
子犬の頃はビーグルのような見た目をしていますが、大きくなると大型犬ならではの貫禄を見せてくれます。
被毛は短くダブルコートなので抜け毛は多い犬種です。
被毛のカラーバリエーションは、レモン&ホワイトが基本でホワイトをベースにオレンジ、ブラックといった2色が一般的ですが、単色からトライカラー(3色)といった様々なカラーがあることでも知られています。
イングリッシュポインターの性格
活発で結構な運動量が必要な犬種で、広い場所で自由に走り回ることが大好きです。
一方で、飼い主さんに対しては優しく穏やかな一面も持ち合わせています。
また、学習能力が高く、しつけやすい犬種でもあります。
しかし、その反面少し頑固な一面があったり、しつけをできていないと攻撃的になったり、急に暴れ出すなどの大変なことになるため、しっかりしたしつけと社会化が必要な犬種です。
イングリッシュポインターの歴史
ヨーロッパで鳥猟に使われてきた歴史があり、獲物を発見すると鼻先を向けて片足を上げて、飼い主に知らせる「ポイント」と呼ばれる動作が特徴です。
こう言った動作をする犬種のことをポインターやセターと呼ばれています。
また、古くから親しみある犬種ですが、1703年ごろからフレンチポインターやフォックスハウンド、グレーハウンドなどの様々な犬種を掛け合わせることで今のイングリッシュポインターが生まれたと言われています。
イングリッシュ・ポインターの飼い方と注意点
イングリッシュポインターを飼う上で次の4つのことが重要になります。
イングリッシュポインターを飼う時に重要なポイント①運動不足
イングリッシュポインターを飼う上でもっとも重要なことがこの運動です。
もともと猟犬ということもあり、本来運動することが大好きな犬種です。
そのため、毎日2回(1時間程度)の散歩では足らないこともあります。
本来賢い犬種なので、人を困らせるような行動を起こしにくい犬種ですが、
運動不足が原因で、破壊行動や多頭飼育でのケンカなどの問題行動につながることもあります。
こうしたことを防ぐために日々の散歩は必ず行って、できれば隔週1回ぐらいはアウトドアで遊ばせてあげるようにしましょう!
イングリッシュポインターを飼う時に重要なポイント②環境
イングリッシュポインターを飼いたい方はできれば広い庭がある戸建て住宅を用意するのが理想的です。
庭があると、そこで離して遊ばせてあげることもできるため、運動不足やストレスを解消することができます。
イングリッシュポインターを飼う時に重要なポイント③しつけ不足
元々猟犬ということもあり賢く力の強い犬種です。
そのため、しっかりとしつけを行う必要がある犬種でもあります。
しつけが不十分だと、飼い主さんのいうことを聞かず他の犬や人に危害を加える可能性があります。
他にも散歩に連れて行けず、ストレスが溜まってしまい乱暴な性格になることも・・・
最悪の場合は殺処分しないといけない結果になることもあるため、しつけはしっかり行いましょう。
イングリッシュポインターを飼う時に重要なポイント④独りぼっち
イングリッシュポインターは、大きな体を持っていますが、寂しがりな性格をしています。
人間を支える良きパートナーとして育ってきたためなのか、飼い主さんと触れ合う時間が短いとストレスを感じてしまいます。
できる限りひとりぼっちにしたり、ドッグホテルなどに泊めないようするといいですよ。
イングリッシュポインターの特徴や飼い方のまとめ
今回はイングリッシュ・ポインターの魅力や飼い方についてご紹介しました。
戸建てや大きなマンションにお住まいの方でないと飼いにくいことや高い運動量や独立心などから飼い主の負担が大きい面もあります。
ですが、大型犬ならではの魅力たっぷりの犬種です。
イングリッシュポインターを飼う前に、しっかりと情報収集を行い、自分のライフスタイルに合っているかよく検討することをおすすめします。
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