ロシアンブルーは、美しい灰色の毛並みと緑色の瞳を持つ猫種です。
猫らしい一面も持ち合わせていますが、信頼関係が築けた相手を独占しようとする一面も持ち合わせています。
そんなロシアンブルーの歴史、特徴や性格、飼う時の注意点とポイントについてご紹介します。
ロシアンブルーの歴史
ロシアンブルーの起源には様々なものがあります。
「古代エジプトからローマ帝国に伝わり、その後北ヨーロッパで増えていった」という説や
別名アルハンゲルキャットという名前から『ロシアのアルハンゲル島(アルハンゲリスク島)で自然発生して、船によってアルハンゲリスク港からイギリスや北欧に連れてこられたという説』があります。
ロシアンブルーという名前がつく前までは、
『アルハンゲルキャット(アークエンジェルキャット)』『フォーリンブルー』『スパニッシュキャット』などの名称がありました。
1875年に初めてイギリスのクリスタルパレスで行われたキャットショーに参加した時には『アークエンジェルキャット』として出陳されました。
18世紀中期にはイギリスや北欧に伝えられており、人気が高い時もありましたが、
第二次世界大戦の後、繁殖が途絶えてしまい、種の保存が危ぶまれましたが、アメリカ合衆国からの輸入によって、再び繁殖が開始されました。
現在では、ロシアンブルーは人気のある猫種の1つとなっており、多くの愛好家に支持されています。彼らの知的で親しみやすい性格や、美しい灰色の毛並みなどが人気の理由です。
ロシアンブルーの特徴
ロシアンブルーは、全体的に細く、スレンダーな体型をしています。美しい灰色の毛並みを持っている中型猫に分類される猫種です。
オスの体重は4〜5.5kgでメスは2.5〜4kgほどで、5kgを超えると肥満体型とされています。
目は、深い緑色をしており、ロシアンブルーの毛並みと相まってコントラストが美しい印象になります。
ロシアンブルーの被毛については、銀色を帯びた美しい灰色(ブルー)をしています。
稀にホワイト、ブラック、ブルーポイントというカラーも存在しています。
毛並みは密度が高くとても滑らかでしなやかな毛感触をしています。
毛の密度が高いので、抜け毛が少ないのでアレルギーを持つ人でも飼いやすい猫種とされています。
ロシアンブルーの寿命は平均10〜13年ほどとされており、猫全体の平均から考えると、やや短めとなっています。
その原因はロシアンブルーの警戒心が強い性格が関係していると言われています。
ロシアンブルーの性格
ロシアンブルーの性格は非常に知的で、人懐っこく穏やかな性格を持っています。
ロシアンブルーは人の言葉を理解することができ、常に家族とコミュニケーションを取ることが大好きです。
その反面、家族以外の人に警戒心が強く、環境の変化に弱く些細な環境の変化でもストレスが溜まりやすい傾向にあります。
独立心が強く、自分で考えて行動する猫らしい一面も持っています。
遊び好きで活発なところもあるため、彼らは適度な運動を必要とします。
ロシアンブルーは運動能力が高く、運動することが好きなため、キャットタワーや猫じゃらしなどで遊んであげましょう。
コミュニケーションを取ることが大好きなので家族と一緒に過ごしたいと思っていることがあるため、遊んであげることで喜びますよ♪
また、綺麗好きなため、トイレを頻繁に掃除してあげたり、餌をやっているところを綺麗にしておくことが大切になります。
トイレが汚れていると、別のとこでしてしまったり、餌場が汚れていると食べないことがあるため、必ず綺麗にしておきましょう。
ロシアンブルーを飼う時の注意点とポイントは?
ロシアンブルーを飼う際には、以下の5つの注意点とポイントがあります。
- 適度な運動をする
- 適切な食事と栄養を与える
- 毛の手入れをする
- コミュニケーションを大切にする
- 定期的に健康診断を受ける
適度な運動をする
ロシアンブルーは運動量が多く、活発な一面をも持っています。
そのため適度な運動を与えることが重要です。
定期的に遊ぶことで、健康を維持することができます。
適切な食事と栄養を与える
ロシアンブルーは消化器系が敏感であるため、適切な栄養バランスを考慮した食事を与えることが重要です。
体調によって高品質のドライフードやウェットフードを選び、適切な量を与えることが大切です。
毛の手入れをする
ロシアンブルーは密度の高い毛並みを持っており、抜け毛が少ないですが、毛が絡まっていることがあるので定期的なブラッシングが必要です。
また、風呂に入れることも必要です。
ですが、あまり頻繁に行うと毛の油分を奪ってしまうため、月一回程度で定期的に行うことが大切です。
コミュニケーションを大切にする
ロシアンブルーは知的でコミュニケーションを取ることが大好きな性格を持っています。
家族とのコミュニケーションを大切にし、積極的に遊んだり、話しかけたりすることで、彼らとの絆を深めることができます。
定期的な健康診断を受ける
ロシアンブルーは比較的健康な猫種ですが、適切な予防接種や定期的な健康診断を受けることで、病気の早期発見や予防をすることが出来ます。
これらの注意点とポイントを意識することで、ロシアンブルーと一緒に楽しい生活を送ることができます。
ロシアンブルーの歴史・特徴や飼う時のポイントや注意点のまとめ
ロシアンブルーはロシアで自然発生したと言われていることもあり、古い猫種になります。
コミュニケーションが大好きな猫なので「犬のような猫」と言われることもあります。
抜け毛も少なく、人と触れ合うことが大好きで、大人しく、健康的な猫種なので飼いやすい猫種の一種でもあります。
寂しがりな飼い主さんにはとてもおすすめの猫種ですよ!
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