秋は野生動物との交通事故件数が増えてくる時期になります。
特に天然記念物や絶滅危惧種の動物にとっては1件のロードキルでも絶滅に繋がってしまうこともあります。
今回はそんなロードキルが起こる原因と対策の方法』、もしロードキルを起こしてしまったときの対処方法をお伝えします。
秋にロードキルが起こりやすい原因は2つ!
ロードキルが増える要因として野生動物たちは『冬に向けての食料を確保』のためや『繁殖するため』に活発に行動を始める時期と重なるためと言われています。
どうしても山間部や自然が豊か何残っている都心部以外の場所には野生の動物たちが多く生息しています。
特に都道府県や市区町村を跨ぐような道路は自然の中に通っていることが多く、動物たちにとっても通路になっていることがあります。
他にもロードキルが増える要因として、秋になると薄暮(はくぼ)時間帯と呼ばれる薄暗い時間帯が長いことも原因の一つと言われています。
そのため、秋の時期には、野生動物だけでなく、交通事故自体の件数もふえるため、早めのライトや速度を落として運転には注意しましょう。
ロードキルの対策方法は?
ロードキルが起こらないするようにするには、こうした自然豊かな場所の近くや山間部の道路を通るときには、スピードを控えて車間距離をとり、前をよく見て走行すること、夜間はライトを早めに点灯させ、原則ハイビームでの走行など注意して走行するようにしましょう。
ロードキルをしてしまったらどうしたらいいの?
野生動物と交通事故を起こすことは滅多にあることではありませんが、ロードキルを起こしてしまった時の対処方法についてお伝えします。
ロードキルを起こしてしまったら①警察に連絡を!
ロードキルを起こしてしまったら、どんな小さな動物であっても警察連絡をしましょう。
ロードキルであれば野生動物・ペットであっても、どちらも物損事故という扱いになります。
少しだけ野生動物とペットで法律に違いがありますが、物損事故ということに変わりはないため、警察に連絡をせずに放置してしまうことは『当て逃げ』に該当し、
72条1項前段の危険防止措置義務違反だけでなく、72条1項後段の報告義務違反になってしまいます。
そのため、かならず警察には連絡を入れるようにしましょう。
ロードキルを起こしてしまったら②道路緊急ダイヤル「#9910」へも連絡
動物の保護については、野生動物の場合は感染症などの問題があるため、直接素手で触わったり、動かしたりせず、道路緊急ダイヤル「#9910」に電話して、指示を仰ぐようにしましょう。
ロードキルを起こしてしまったら③保険会社に連絡を!
ロードキルであっても物損事故なので保険適用になることがあります。
後々の手続きを簡単にしておくために警察を待っている間に保険会社にも連絡を入れましょう。
場合によってはタクシーを無料で呼んでくれたり、宿泊の料金も保証してくれることもありますよ。
物損事故に該当するため、保険を使うことができる場合もあります。
ロードキルの時に使える保険をいくつかご紹介しますね。
また、ロードキルで原因の怪我は、自賠責保険は適用されず、自動車保険(任意保険)から補償を受けることになるので任意保険には加入しておきましょう!
また、自動車保険には加入しているけど特約に入っていないこともあるのであなたの保険の内容も確認しておきましょう!
また、保険会社に連絡をして、台車やレッカーなどの手配ができるかも確認しておきましょう!
ロードキルを起こしてしまったら④負傷者がいる場合は救急車も予防!
物損事故で自身や同乗者が怪我をしている場合は救急車にも連絡しておきましょう。
保険の内容にもよりますが、自動車保険の「人身傷害保険」や「搭乗者傷害保険」「自損事故傷害特約」などの適応範囲になっているため、保証を受けることができる可能性があります。
補償を受けるためにも事故証明書が必要になるため、警察には連絡しましょう!
まとめ
秋は薄暗い時間がふえ、運転手からは見えにくくなったり、動物たちも行動的になる時期になり、ロードキルが多発しています。
いつ自分が巻き込まれていもいいように以下の点を覚えておくといいですよ。
よほどのことがない限りは物損事故で免許の減点などはありませんが、危険な運転の可能性があると思われると免許の減点になる可能性もあるため日頃から安全運転をするように心がけておきましょう!
コメント