我が家にも一匹の愛犬が居ます。

特に我が家は調理師と栄養士の家系で食べ物には結構こだわりがあったり、厳しいと思っています。
その点は愛犬にも同じで愛犬に合ったものを食べてもらっています。
そのおかげか体重は標準より重いですが、それ以外は特に異常は見つかっていません。
そんな我が家のドッグフードを選ぶときに注意しているポイントをお伝えします。
あなたの愛犬にあうドッグフードを選ぶときの参考にしてみてください。
我が家のドッグフードの選び方
我が家は食に対するプロが揃っており、栄養士と調理師の資格を持っています。

あと、ペットの基礎知識として愛玩動物飼養管理士の資格も持っています。
どんな関係があるのかと疑問に思うかもしれませんが、ドッグフードも食べ物の一つで、体の作りや必要な栄養素がわかればどう言ったものを食べればいいのかということがある程度把握できる知識があります。
人間の体と犬の体の作り上必要な栄養素が違いますが、そこさえわかれば必要な栄養素を割り出すことができます。
この知識のおかげで、おやつを沢山食べている愛犬も病気の心配なく健康で生活してくれています。
こんな我が家のドッグフードを選ぶ気に注意しているポイントはいくつかあります。
ドッグフードを選ぶときの3つのポイント
そんな我が家のドッグフードを選ぶときのポイントは3つあります。
- 原材料
- 価格
- 愛犬の健康状態
私はこの3点を基準で選んでおり、この中でも愛犬の健康状態を一番気をつけています。
ただ、それだと他の人にとっては参考にならないと思いますので、どういう言ったところをみているのか深掘りしてお伝えします。
ドッグフードを選ぶときに見るポイント①価格
少し順番が違いますが、簡単に説明できる価格からお伝えします。
まずここでお伝えしたいことは、
『価格が高いからいいもの、価格が安いから悪いもの』
ということではありません。
私が伝えたいことは、原材料がほぼ同じなのに価格に差があるという点です。
具体例をご紹介しますね。
チキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、アルファルファ、チキンオイル3.1%、乾燥卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン硫酸、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニス、コロハ、ミネラル類(鉄、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D3、E)
チキン(肉)、チキンミール、大麦(食物繊維源)、エンドウマメ、粗挽き米、玄米(食物繊維源)、鶏脂*(オメガ6脂肪酸源)、タンパク加水分解物、米糠、オートミール、亜麻仁(オメガ3脂肪酸源)、ビートパルプ、チアシード、ココナッツ、トマト(βカロテン源)、乾燥卵、パンプキン、ケール、ホウレンソウ、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)
少し見づらいですが、上のような感じになっています。
ちなみにどちらの方が価格が高そうに見えますか?
赤文字のところは私が特に注意してみているポイントになります。
黒字太文字は参考に比較する点になります。
次の原材料で詳しくお伝えします。
ここでは価格の比較なので価格を見ていきましょう。
カナガンドッグフード チキンの価格:¥5,622/2kg
Amazon調べ
ニュートロナチュラル チョイスの価格:¥4503/3kg
ニュートロナチュラル チョイスの方が1kgあたり¥1,300ほど安くなります。
次に二つの原材料の違いとして大きく次の点に分けることができます。
- グレイン(穀物)の多さ
- 酸化防止剤の有無
- 添加物
この辺りが比較対象になりますね。
ドッグフードを選ぶときに見るポイント②原材料
先ほど比較する点として以下の項目を挙げました。
- グレイン(穀物)の多さ
- 酸化防止剤の有無
- 添加物
これら点についてまず詳しくお伝えしていきますね。
原材料で見るべきポイント①グレイン(穀物)の多さ
グレインとは穀物のことで、ニュートロナチュラル チョイスに含まれる玄米や大麦、オートミールが当てはまります。
この穀物何がいけないのかというと、穀物の摂取量が多いと病気の原因になると言われています。
わんちゃんにとっては『アレルギーの原因』や『肥満』『消化不慮による内臓の疾患』のトリガーになってしまうことがあります。
グレインの面では穀物を使っていないグレインフリーのカナガンドッグフード チキンの方に軍配があがると言えます。
原材料で見るべきポイント②酸化防止剤の有無
酸化防止剤を使うと、開封後も長期間保存ができるようになります。
まずカナガンドッグフード チキンの方から見ていきましょう。
カナガンドッグフード チキンには酸化防止剤の記載はありません。
ですが、ビタミンEはトコフェロールとしても知られており、油分の酸化防止剤としての役割を果たしています。
あとは、ハッカに含まれるメントールなどのハーブに微量に含まれています。
一方、カナガンと比較してニュートロナチュラル チョイスビタミンEの他にビタミンC(L-アスコルビン酸)やしっかりと酸化防止剤の記載があります。
酸化防止剤の中身を難しく書かれていますが、ビタミンE、ビタミンC、ローズマリーが原料になります。
この点で見ると、長期保存はニュートロナチュラル チョイスに軍配があがります。
原材料で見るべきポイント③添加物
次は添加物です。
無添加と謳っているドッグフードが溢れていますが、調理師や栄養士の目線で見ると無添加ドッグフードはありません。
上記のカナガンとシュプレモを比較すると以下の点に目がいきます。
カナガンドッグフード チキンの気になる添加物 | ニュートロナチュラル チョイスの気になる添加物 |
メチルスルフォニルメタン(MSM) フラクトオリゴ糖 コンドロイチン硫酸 | タンパク加水分解物 メチオニン 酸化防止剤 |
全てを詳しくご紹介すると長くなるので簡単にお伝えすると以下のような成分や特徴を持っています
メチルスルフォニルメタン(MSM)
⽜乳、コーヒー、トマト、ウモロコシ、アルファルファなどに含まれる有機イオウ化合物のアミノ酸
肌や毛を健康にする効果や炎症を抑える効果があり、特に関節の炎症に効果がある
(参考サイト)
フラクトオリゴ糖
砂糖と同じような甘味料(砂糖の半分ほどの甘さ)であり整腸効果があります。
コンドロイチン硫酸
軟骨に多く含まれるアミノ酸でタンパク質と結合することでプロテオグリカンになり関節の痛みを抑える効果があります。
タンパク加水分解物
正確には食品になるのですが、肉や豆、小麦などのタンパク質を分解したものになります。
旨みを調整するために入っていることが一般的です。
メチオニン
必須アミノ酸の一つで、アレルギー反応を起こすヒスタミンの抑制やトルバイト結晶や膀胱炎の予防にもつながる成分です。
酸化防止剤
酸化防止剤の中には、「エトキシキン」「BHA」「BHT」というものが使われていることがありこれは、大量に摂取してしまうと発がん性作用があると判明しています。
ニュートロの酸化防止剤はビタミンEとビタミンC、ローズマリーの天然の添加物が使われています。
こういった作用があります。
どちらも体に悪いものが入っていないことはわかりますよね?
また、この成分を栄養士の目線で見たときにどんな愛犬にぴったりなのかわかります。
カナガンドッグフード チキンは関節の悪いわんちゃんやグレインフリーを意識しているわんちゃんにピッタリの食事ということがわかります。
ニュートロナチュラル チョイスは、穀物アレルギーがないわんちゃんや膀胱炎などの尿疾患の可能性があるわんちゃんにぴったりの食事です。
あと多分味もこちらの方が美味しいとおもいますのでグルメなわんちゃんも食べてる可能がありますよ。
ただ、添加物が多いものはニュートロなので、添加物の量が気になる方にはカナガンドッグフード チキンに軍配があがります。
他の原材料で見るべきポイント
今回比較したドッグフード2つは比較的わんちゃんのことを考えて作られています。
そのため価格と主成分に愛犬がアレルギーを起こすものがないかぐらいの確認でも大丈夫ですが、中にはあまりおすすめできないドッグフードがあります。
確認できるポイントは3つありますのでお伝えします。
- 安全性が保証されていない化学合成物質
- 粗悪とされる食材の有無
- あなたの愛犬にとって注意すべき食品
詳しくはこちらのページでお伝えしていますので気になる方は参考にしてみてくださいね。
この3つを覚えておけばドッグフードを選ぶときには困りませんよ。
ドッグフードを選ぶときに見るポイント③愛犬の健康状態

愛犬の健康状態は年齢とともに変わっていきます。
そのため、今食べているドッグフードが合わなくなることもあります。
こうした愛犬の健康状態に合わせてドッグフードを変えることも大切になります。
ドッグフードが合わなくなってきたなと判断するタイミングとしては以下のポイントがあります。
- うんちの色が変わった
- 目や皮膚に炎症が見られたとき
- 涙や目ヤニが増えたと感じたとき
- 体重が変化したとき
- 健康診断の数値が変わったとき
- 年齢
- 犬種
これを考えてドッグフード選ぶことが大切になります。
詳しくはこちらでお伝えしています。
気になる方はご覧ください。
正直、粗悪品でなければどのようなドッグフードを選んでも愛犬が健康であれば問題ないと思っているので、評価や口コミに判断されず愛犬に合うものを選ぶことが大切です。
これらを踏まえてどんなわんちゃんでも比較的安心しておすすめできるドッグフードをご紹介します。
おすすめのドッグフード5選
上記を踏まえておすすめのドッグフードをお伝えします。
また、メリットではなくここではデメリットにフォーカスしてお伝えしますね。
悩んだらこれ!モグワン
アレルギーが気になるなら!エッセンシャルドッグフード
エッセンシャルドッグフードはグレインフリーはもちろん、肉類が使用されてなく、主成分である魚の割合が全体の77%も含まれています。
- 価格が高い
- 魚しか入っていないので愛犬の好みで
食べない可能性も
という欠点しかありません。
アレルギーのあるわんちゃんでも安心して食べることができます。
ネット以外でも買える!ニュートロシリーズ
獣医師97%がおすすめする!カナガンシリーズ
カナガンにはサーモンとチキンの2つの種類があり、鳥アレルギーでも食べられる選択肢があります。
- 価格が高い
- アレルギーや好み
一番初めに検討してもらいたいドッグフードの一つです。
日本にはサーモンとチキンしかありませんが、本社があるイギリスでは様々な材料のものがあります。
持病のあるわんちゃんに!ロイヤルカナンシリーズ
まとめ
ドッグフードを選ぶときに一番大切なことは、愛犬の健康状態が一番大切です。
この商品の口コミがよくてもあなたの愛犬にとって合わない食事かもしれません。
まずは動物病院で食べ物のアレルギーがないか確認してから色々試してみましょう。
可能であれば食材を一つずつ愛犬に与えて、確認してからドッグフードを選ぶのも一つの方法ですよ。
あと、あまり添加物に神経質にならないことも大切です。
栄養士や調理師の目線に立ってみると、ペ添加物として問題ないものも問題あると言われていることが多々あります。
あなたの愛犬にとって何がいいのかしっかり見極めてあげましょう。
今回はこの辺で(^^)/~~~
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