「ジャパニーズボブテイル」は名前の通り太く短い尻尾が特徴的な日本原産の猫種です。
被毛は長毛と短毛の両方が存在しおり、多彩な色や模様がある少し変わった猫種です。
そんな「ジャパニーズボブテイル」の歴史や特徴、飼う時の注意点とポイントについてご紹介します。
ジャパニーズボブテイルの歴史
ジャパニーズボブテイルは日本から古くから存在している猫種です。
平安時代(794〜1185年)の絵画などに描かれていたので、その時期にはもう存在していたと言われています。
ボブテイルと呼ばれるようになったのは江戸時代(1603〜1868年)になってからのことです。
それまでは尻尾の形にあまり意識されていませんでした。
外国の人が入ってくるようになったこの時期から尻尾が短くなっていることに目を向けられ始めました。
19世紀(1800〜1900年)に入ると海外にも輸出されだし、西洋で特に人気が上がっていきました。
現在では、ジャパニーズボブテイルは日本以外でとても人気のある猫種ですよ。
ジャパニーズボブテイルの特徴
ここからはジャパニーズボブテイルの特徴について紹介していきますね。
ジャパニーズボブテイルの体格は?
ジャパニーズボブテイルは「フォーリンタイプ」の体格をしており、スレンダーで筋肉質な体型をしています。
体重の平均は2.5〜4.7kg程度ですが、アメリカやヨーロッパで品種改良を行われていたため、日本で見かける猫と比べて引き締まっていて前足より後ろ足の方が長く、運動能力も優れています。
ジャパニーズボブテイルの最大の特徴といえば、劣性遺伝による尻尾の短さです。
うさぎのような尻尾で日本の猫の特徴でもあります。
表情も全体的に丸みを帯びており、大きな卵形の目で鼻筋が通っており、口元に窪みがある柔らかい表情をしている個体が多いです。
ジャパニーズボブテイルに被毛は?
ジャパニーズボブテイルの被毛は長さから色、柄まで本当に様々です。
日本猫と言われるミケ(キャリコ)から、アメショーのようなカラーの子もいれば、単色の子まで様々ですよ。
また、被毛の長さも昔は短毛だけでしたが、今では長毛のジャパニーズボブテイルも認められていますよ。
そのため、個性豊かな子いることもじゃパニーズボブテイルの魅力ですね。
ジャパニーズボブテイルの性格
ジャパニーズボブテイルの性格は大人しく温厚で協調性のある性格をしています。
猫にしては珍しく、協調性があり集団で生活することができる猫種です。
協調性があるため、滅多に他の猫やペットと揉め事を起こすことがないため、多頭飼育や違うペットと一緒に飼う事にとても向いている猫種です。
また、自分の子供でなくても一緒に世話をする姿も見られることもあるため、先住猫としてもおすすめですよ。
家族思いな一面がありますが、極度に甘えることはしないため飼い主さんに甘えて欲しい人には向いていないと言えますよ。
ジャパニーズボブテイルを飼う時の注意点とポイント
ジャパニーズボブテイルの飼う時の注意点やポイントがいくつかあるのでご紹介しますね。
運動できる環境を用意してあげる
ジャパニーズボブテイルは、野生では行動範囲の広い猫種だったのでそれなりの運動が必要になります。
そのため、愛猫の気分次第なところがありますが、おもちゃで遊んであげて適度に運動させてあげることが大切ですよ。
ブラッシングをしてあげる
短毛のジャパニーズボブテイルは2〜3日に一回程度、長毛のジャパニーズボブテイルであれば毎日のブラッシングをすることが大切になります。
定期的にブラッシングをしてあげることで毛玉が出来ることを防ぎ皮膚の健康に繋がりますよ。
定期的に健康診断に行く
ジャパニーズボブテイルは比較的丈夫な猫種ですが、運動不足や尿疾患になったりするため、
病気の早期発見や愛猫の健康維持のために定期的には動物病院に通うようにしましょう。
ジャパニーズボブテイルの特徴や飼う時のポイントのまとめ
ジャパニーズボブテイルは唯一日本猫として世界から認められています。
日本では見かけることの少ない猫種ですが、日本で飼うには環境的にもそこまで気を使うことがなく、
一人暮らしの人でも、家族がいる家庭でも飼いやす猫種なので初めて猫を飼う人にはおすすめですよ。
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