地球温暖化の影響で生物の交雑が起こっていることをご存知でしょうか?
北極周辺では、34種が交雑の可能性があると判明しており、そのうち14種は絶滅の危機に瀕している動物たちです。
ことの発端は、2006年。
あるハンターがクマを仕留めたことが始まりです。
このクマは、ホッキョクグマかと思われて言いましたが、グリズリーのような特徴がある奇妙なクマでした。
後にホッキョクグマとグリズリーの交雑種だということが判明しました。
さらに、2010年に再び交雑種がみつかり、学術誌「ネイチャー」で発表されました。
その後、合計で8頭の交雑種が確認されました。
そのすべてが同じメスからの子孫だということが判明しました。
他にもベルーガとイッカクの交雑も1980年代に確認されており、2009年にはシロナガスクジラとナガスクジラの交雑も確認されています。
こうした交雑には、より優れた能力のある子孫が生まれる長所の一面もあるが、繁殖能力の低下や抵抗能力の低下などの短所になることもあると言われています。
この「交雑」が悪影響を及ぼすか、恩恵を及ぼすかはわかっていません。
しかし、交雑により既存の種は絶滅への道が加速するでしょう。
また、交雑の原因は温暖化の影響であることは間違いと学者たちは述べています。
氷がとけ、寒い地域が暖かくなることで、お互いの動物たちの障壁がなくなり、生息地の拡大につながり、今よりも2つの種が遭遇する場所が増えることになるでしょう。
代表的なことだけご紹介しました。
この交雑問題はこれからどのような問題になるか未だに解明中ですが、交雑により絶滅した生物たちは存在しています。
動物たちを守るだけでなく、環境を守り次に繋いでいくために何をすればいいのでしょうか?
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