スコティッシュフォールドは、耳が特徴的なスコットランド原産の猫の品種の一つで『人気猫ランキング』で12連覇している大人気の猫種です。
(参考:アニコム損保https://www.anicom-sompo.co.jp/special/name_cat/cat_2023/)
そんなスコティッシュフォールドがどんな猫なのか、歴史や特徴などをお伝えします。
スコティッシュフォールドの歴史
スコティッシュフォールドの歴史は、1961年にスコットランドで発見されたとされています。
ある農家の猫が折れた耳を持って生まれ成長しても耳が立つことはありませんでした。
1963年に産まれた一部の子猫たちも同じような耳を持って産まれてきたことが始まりと言われています。
この子猫たちが違う家庭に引き取られブリティシュショートヘアと交配し、スコットランドの品評会に出陳され始めました。
1966年に、この品種が英国の愛猫家クラブによって公認され、
その後、1971年にアメリカ合衆国の遺伝子学者に移送され、ブリティッシュショートヘアとアメリカンショートヘアを用いて品種改良が続けられました。
そして1994年に『スコティッシュフォールド』で猫種として公認されました。
スコティッシュフォールドの特徴
スコティッシュフォールドの最も特徴的な所は『折れた耳』です。
この耳の形は、猫が元々持っていた突然変異によって生じたもので、正面からみるとまるで帽子をかぶっているかのように見えます。
さらに、丸い顔と丸い瞳を持っていて、かわいらしいルックスが特徴的で、多くの人々に愛される理由の一つです。
スコティッシュフォールドの大きさは、猫の中では平均的な大きさで、
体長は約60cmほどでオスの方が大きくなります。
体重はオスは3~6kg、メスで3~5kgくらいです。
スコティッシュフォールドの被毛は一般的に短い被毛の『短毛種』でやわらかく密度がある被毛をしています。
ですが、最初に発見された子は長毛遺伝子だったことが分かっていたり、
交配に使われていた、ブリティッシュショートヘアの異種交配相手にペルシャが選べれることがあっため、スコティッシュフォールドにも長毛の遺伝子が入っており、ごく稀に長毛のスコティッシュフォールドが産まれることがあります。
長毛種のスコティッシュフォールドは『ハイランドフォールド』や『ロングヘアフォールド』という異名があります。
また毛色は様々なカラーがあるのもスコティッシュフォールドの魅力です。
スコティッシュフォールドの性格
スコティッシュフォールドの性格は、温和で穏やか、愛情深く、落ち着いており、家族に対して忠実な性格と言われています。以下に詳しく説明します。
スコティッシュフォールドだけでなく猫全般に言えることですが、大声で話されたり、高い音楽を聴かされたりす事が嫌いでストレスを感じてしまいます。
そのため落ち着いた雰囲気をスコティッシュフォールドは好みます。
また、スコティッシュフォールドは、家族に非常に愛情深く、常に近くにいることを好みます。
家族と過ごす遊ぶ時間を楽しみ、特に子供が好きで一緒にいることを好みます。
こういった社交的で友好的な性格を持っているため、人間だけでなく、
他の猫や犬などの生き物ともうまくやっていくことができる個体もいます。
ですが、スコティッシュフォールドは、猫ならでは独立心があります。
自分の時間を過ごすことがあり、その時間には自分のお気に入りの場所で寝たり、一匹で遊んだりすることがあります。
以上のように、スコティッシュフォールドは愛情深く、温和で友好的な性格を持つ猫です。
ただし、性格には個体差があるため、ここに書かれていることが参考程度にして頂き、自分の飼っている猫に合わせた接し方が大切になります。
スコティッシュフォールドを飼うときの注意点とポイントは?
スコティッシュフォールドを飼う時の注意点とポイントは以下のような点があります。
- 耳の健康を確認しましょう。
- 適切な食事を与えましょう。
- 定期的に獣医師の診察を受けましょう。
- 適切な環境を用意しましょう!
- コミュニケーションをとりましょう!
以上がスコティッシュフォールドを飼う時の注意点とポイントになります。
詳しく説明していきます。
- 耳の健康を確認しましょう!
スコティッシュフォールドの耳は折れた形をしているため、通常の猫と比べて耳の内部に湿気が溜まりやすい傾向があります。
そのため、定期的に耳の健康をチェックし、必要に応じて清掃を行うことが重要です。 - 適切な食事を与えましょう!
スコティッシュフォールドは運動量が少ない傾向があります。
そのため、適切な栄養バランスのある食事を与えることが重要です。
また、肥満にならないように注意し、必要に応じて適切な運動を促すように心がけましょう。 - 定期的な獣医の診察を受けましょう!
スコティッシュフォールドは骨格や関節に異常が起こる障がいを持つ事があります。原因は、折れ耳同士交配し続けたことが主な原因になります。
今では、耳が折れていない猫を掛け合わせることにより症状が出ることは減ってきましたが、こうした障害が起こる可能性があるため、
定期的に獣医の診察を受け、必要に応じて予防接種や健康管理を行うことが重要です。 - 適切な環境を用意しましょう!
スコティッシュフォールドは落ち着いた性格を持っていますが、運動不足などでストレスを感じることがあるため、適切な環境を提供することが重要です。十分なスペースや適切な遊具、猫用のトイレなどを用意してあげる事が大切です。 - コミュニケーションを取りましょう!
スコティッシュフォールドは、愛情深い猫種になるため、コミュニケーションの一環で定期的なブラッシングや爪切りなどの手入れをしてあげましょう。
以上が、スコティッシュフォールドを飼うときの注意点やポイントの説明になります。
まとめ
スコティッシュフォールドは、元々は同じ品種の猫との交配によって繁殖され続けてきました。
そのため遺伝子疾患が問題になったため、現在では繁殖には注意が払われ、健康な猫を生むために異なる品種との交配が行われています。
そんな『折れ耳』が特徴のスコティッシュフォールドは、今でも人気は高まり続けており、
今後も多くの愛好家に愛される猫の品種であることが期待されています。
自分に合ったペットを飼い、より良いペットライフを楽しみましょう!
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