猫をお迎えできる場所は、大きく分けて次の4つの方法があります。
個人的には保護施設>ブリーダー>ペットショップ>個人からの里親の順番でお勧めしています。
なぜこういった順番でおすすめするのか一つずつデメリットやメリットを踏まえてお伝えしていきますのであなたに合った方法でお迎えしてくださいね!
また、猫をこれから飼いたいという方はこちらの『猫を飼うための6つのステップ』を参考にしてみてくださいね。
猫をお迎えする方法①ペットショップ
まずは一番メジャーだと思うペットショップです。
ペットショップといっても個人と大手法人の大きく二つに分かれています。
猫や犬の場合は大手法人で購入することが多いと思いますので大手ペットショップを中心にメリットとデメリットをお伝えしていきますね。
ペットショップで購入する5つのデメリット
まず、ペットショップのデメリットをお伝えします
といったデメリットがあります。
どうしてそのようなことデメリットになるのかをお伝えします。
ペットショップで購入するデメリット①親の情報がわからない
ねこちゃんやわんちゃんの病気は遺伝的な要因でなりやすいこともあります。
血縁が近かったり、内臓疾患を親兄弟にいると同じような病気になりやすいこともあります。
ペットショップで購入するデメリット②余計なものを売られる可能性がある
ペットショップを悪くいうわけではありませんが、営利目的なので飼育に必要のない商品をおすすめされることもあります。
できればそういったものは買わず、口コミやレビューが多い商品を買うようにした方がいいですよ。
ペットショップで購入するデメリット③詳しい人がいない可能性がある
ペットショップは基本的に動物が好きな人が勤めていますが、わんちゃんが好きな人、猫ちゃんが好きな人といった自分が好きな動物に関しては詳しいけど、他の動物のことは全然知らないということがあります。
そのため、ペットショップによっては猫ちゃんの形式的な飼い方やアドバイスしか教えられないこともあります。
ペットショップで購入するデメリット④感染症のリスクがある
ペットショップは多様な種類や色々な場所のブリーダーさんからの動物が集まっています。
そのため、感染症のリスクも他お迎えする場所と比べると高くなります。
また、動物と人間が触れ合う機会も多いため、その分動物たちが病気に感染するリスクも高くなります。
ペットショップで購入するデメリット⑤金額が高い
ペットショップは、営利目的でペットを販売しているため、ブリーダーさんから仕入れて販売しているため、どうしても金額が割高になってしまいます。
また、無駄な安心パックに加入させて利益を取るということもありますのでその点も注意が必要です。
ペットショップで購入する5つのメリット
ペットショップで購入するメリットは次の5つあります。
といったメリットがあります。
どうしてこういったことがメリットになるのかお伝えしていきますね。
ペットショップで購入するメリット①種類が豊富
他のところだと、決まった種類や雑種のねこちゃんしか扱っていませんが、さまざまな種類のねこちゃんを見て選ぶことができます。
自分の好みの猫ちゃんを選ぶことができます。
ペットショップで購入するメリット②取り寄せることも可能
どうしても欲しい猫種がいた時に大手ペットショップであれば、他のお店にいる場合やブリーダーさんから取り寄せることができることがあります。
この場合先に購入契約を結んでおくことが一般的ですが、どうしても飼いたい猫種がいる方はおすすめですよ。
ペットショップで購入するメリット②用品も一緒に飼うことができる
ペットショップにはペットを飼うための用品も数多く扱っています。
そのため、初めてペットを飼う方には用品を揃えやすいのがメリットですよ。
ただ、デメリットにもあるように、『必要のないもの』の売り込みには注意しましょうね。
ペットショップで購入するメリット③すぐに亡くなった時の保証がある
ペットをお迎えしてすぐに亡くなってしまうことも可能性としては0ではありません。
そのためペットショップで購入した場合は病気や死亡といったことになった場合の保証を受けることができます。
また、病気になってしまった場合にも安心パックに入っていると保証されることもあります。
ペットショップで購入するメリット④人慣れしていることが多い
ペットショップでは、サービスの一つで子猫を抱かせてくれることがあります。
こうしたことを行なっているおかげなのか、比較的に人間慣れした子が多いので、お迎えした際にもスムーズに生活に慣れてくれますよ。
ペットショップで購入するメリット⑤条件なしで購入できる
他のところでお迎えする場合は、何かと条件が厳しいことがあります。
ただ、ペットショップであればサインさえしてしまえば特別な審査など必要なく簡単に購入することができます。
猫をお迎えする方法②ブリーダーさんからお迎えする
次はブリーダーさんからお迎えする場合のデメリット・メリットをお伝えしします。
血統書のねこちゃんをお迎えしたい場合は一番おすすめな方法です。
ブリーダーさんからお迎えする5つのデメリット
ブリーダーさんからお迎えする場合のデメリットは以下のような点があります。
といった点になります。
こういった点がどうしてデメリットになるのでしょうか?
お伝えしていきますね。
ブリーダーさんからお迎えするデメリット①種類が限られる
ブリーダーさんは基本的に1〜3種類のほどの猫ちゃんしか扱っていないことが一般的です。
そのため、いろいろな品種を扱っていないため、たくさんの品種を見て選びたい方はにとってはデメリットになります。
ただ、飼いたい猫種が決まっている方は、一番おすすめの方法ですよ。
ブリーダーさんからお迎えするデメリット②飼いたいタイミングで飼えない
今猫を迎え入れたいと思っても、ブリーダーさんに扱いがないこともあります。
良いブリーダーさんであれば、年間のブリード数に制限をかけています。
そのため、販売できる猫ちゃんにかぎりがあり、飼いたいタイミングで見つからないこともあります。
ブリーダーさんからお迎えするデメリット③頻繁に連絡する必要がある
これも良心的で良いブリーダーさんに多いのですが、ブリーダーさんが育てた猫ちゃんが心配で年一回の定期的な連絡を義務付けている方もいます。
初めて飼う人にとっては色々とアドバイスをくれたり、相談に載ってくれるためおすすめですが、頻繁にやり取りするのが面倒と思う人にはデメリットと言えます。
ブリーダーさんからお迎えするデメリット④購入するのにルールが必要なことがある
こちらも良心的にブリーダーさんにおおいのですが、販売(引き渡し)のために独自のルールを設けているブリーダーさんもいらっしゃいます。
先ほどの定期的な連絡もそうですが、動物の飼育経験や仕事、自由な時間や休日の過ごし方などプラベートなことを聞いてくるブリーダーさんがいらっしゃいます。
これは大事なことで、この生活リズムにあわせて猫を飼っても問題ないかや、どのような性格の子がいいのかを判断して、おすすめの子を紹介してくれたりします。
このルールに一致しない場合は販売してくれないこともありますので飼いたい方にはデメリットと言えますね。
ブリーダーさんからお迎えするデメリット⑤悪徳な場合がある
最後は悪徳なブリーダーさんの可能性があるという点です。
悪徳なブリーダーからは絶対に迎え入れないようにしてください。
親に遺伝子疾患のある子を使っていることがあったり、禁止されている交配をさせていることもあります。
そいった子は遺伝子的に弱い子が多いため、すぐに病気になってしまったり、亡くなってしまうことがあります。
見分ける方法としては、生体の居住空間や親の交配記録などを見せてくれる方は優良なブリーダーさんであることが多いため、接点のないブリーダーさんからお迎えする時は見せてくれるかどうか聞いてみましょう。
ブリーダーさんからお迎えする4つのメリット
次はブリーダーさんからお迎えするメリットをお伝えします。
まず前提として悪徳なブリーダーでない優良なブリーダーとします
ブリーダーさんからお迎えするつのメリット①品種のプロフェッショナル
ブリーダーは数種類の猫ちゃんを繁殖させているため、その猫ちゃんのプロフェッショナルです。
そのため、品種による特徴をしっかり捉えているためお迎えする時にしっかりとアドバイスを受けることができます。
ブリーダーさんからお迎えするつのメリット②個性についても考えてくれる
子猫一匹一匹に愛情を持って接しているため、個性による違いも把握しています。
そのため、あなたの生活リズムや性格に合った個体をおすすめしてくれることもあるので無理なくお迎えすることができますよ。
ブリーダーさんからお迎えするつのメリット③アフターサポートがしっかりしている
デメリットにも書きましたが、定期的な連絡をルールとしてる方もいらっしゃいます。
それぐらい、繁殖させた子に責任をもっている方が多いため、飼育に困った時にもアドバイスをしてくださる方が多くいるのもメリットの一つです。
こういった点でも初心者がお迎えする場所としてはおすすめですよ。
ブリーダーさんからお迎えするつのメリット④価格が安い
チャンピオンの決闘などの一部例外もありますが、血統書のある猫ちゃんをお迎えするのに一番安くお迎えすることができるのもブリーダーさんになります。
同じような子をペットショップでお迎えするよりも、安くお迎えすることができますよ
猫をお迎えする方法③保護施設・保護団体からお迎えする
次は保護団体や保護施設からお迎えする時のデメリットとメリットをお伝えします。
猫が飼いたいけど品種にこだわりがなく、相性のいい子や可愛い子が飼いたい方には一番おすすめの法方です。
個人的には猫の場合は一番おすすめのお迎えする方法です。
保護施設・保護団体からお迎えするデメリット
保護団体や保護施設からお迎えするデメリットをお伝えします。
といったデメリットがあります。
保護施設・団体からお迎えするデメリット①成猫から買うとこになることが多い
基本的に何かしらの原因があって保護施設にいるため、ある程度成猫になっていることが多いです。
そのため、子猫から買いたい方にとってはデメリットになります。
保護施設・団体からお迎えするデメリット②品種の猫があまりいない
保護猫をお迎えするため、繁殖引退や病気持ちの子意外だと基本的に雑種になってしまいます。
品種の子をお迎えしたい場合はデメリットになります。
保護施設・団体からお迎えするデメリット③警戒心の強い子が多い
一度心に傷を負った子が多いため人間に対して警戒心が強い場合があります。
そのため、お迎えしても懐かない可能性もあります。
また、保護団体・施設からお迎えする場合はトライアル期間内にある程度慣れないことにはお迎えする許可をいただけないこともあります。
保護施設・団体からお迎えするデメリット④審査がある
トライアル期間もそうですが、他にも飼育経験、先住ペットや設備、資産などお迎えしたい猫と相性と経済面・環境面で審査があることもあります。
施設や団体といった独自のルールにそぐわない場合は、気になる子をお迎えできないことがあります。
保護施設・団体からお迎えするデメリット⑤病気のリスクがある
保護施設・団体の動物たちは、飼育崩壊や野良などの基本的に何かしらの原因があって保護されています。
前もってHPや説明をされる時に言ってくれますが、猫エイズや猫白血病のキャリアであることがあります。
どちらの病気も寿命が短くなるので、これからお迎えしする場合には、できる限り病気のない健康な猫ちゃんをお迎えすることをおすすめします。
また、先住猫がいる場合には感染するため、注意が必要です。
保護施設・保護団体からお迎えするメリット
次に保護施設・団体からお迎えする時のメリットをご紹介します。
といったメリットがあります。
保護施設・団体からお迎えするメリット①個性豊かな子がいる
雑種を扱っていることが一般的なので、唯一無二の猫ちゃんと出会うことができることがメリットです。
特に品種にこだわりがなく、でも特別な猫ちゃんをお迎えしたい方にはおすすめです。
保護施設・団体からお迎えするメリット②引き渡す時に検査をしてくれる
保護施設や保護団体であれば、病気や感染症を厳しく管理しています。
そのため定期的に検査をしていることはもちろん、引き渡す時に再度検査をして、病気のキャリアがないかも確認してくれます。
そのため先住猫を飼われている方でも安心してお迎えすることができますよ。
余談ですが、ペットショップやブリーダーはそこまで徹底して検査をしていない場所が多いため、お迎えした時にもしかすると病気のキャリアになっていることがあります。
ペットショップやブリーダーからお迎えした後に、必ず病院で検査をしてもらうことをお勧めします。
保護施設・団体からお迎えするメリット③しっかりアドバイスをしてくれる
保護団体や保護施設は猫ちゃん一匹一匹をしっかりみているところが多いため、猫ちゃんの個性をしっかり把握している場所が多いです。
そのため、お迎えするねこちゃんに合わせたアドバイスを受けることができます。
また、同じ施設や団体からお迎えした仲間との繋がりもできるため、猫ちゃんを飼うことが初めての方でも、安心してお迎えすることができますよ。
保護施設・団体からお迎えするメリット④費用が安い
保護団体や施設からお迎えするのに費用がかからないと思っている方がいらっしゃいますが、それは間違いです。
団体や施設によって違いはありますが、3万〜6万ほどの譲渡金が必要です。
この譲渡金の役目は、次の保護猫たちや今保護してる猫ちゃんたちの費用になります。
保護猫たちをお迎えすることで次の命にも繋ぐことができるので、そういった面でもおすすめします。
猫をお迎えする方法④里親になる
保護団体や保護施設からお迎えする時も里親という分類になりますが、ここでいう里親は個人からお迎えする方法のことを指しています。
ここで紹介する里親は個人的にはあまりお勧めできませんが、お迎えする費用がないという方や知り合いの飼い猫が子供を産んでしまったという場合にはおすすめできる方法ですよ。
里親になる場合の4つのデメリット
といったデメリットがあります。
里親になる場合のデメリット①雑種であること
基本的に雑種であることが多いです。
避妊をせずに飼育している方が繁殖させていることが一般的なので品種を飼いたい方にとってはデメリットになります。
里親になる場合のデメリット②親が不明
意図せず繁殖してしまったことが多いため、母親はわかるけど父親がわからないという子もあります。
また、個人がペルシャとマンチカンを掛け合わせてミヌエットとして里親をさがしてることもありますので注意が必要です。
里親になる場合のデメリット③遺伝子的に健康でない可能性
親が不明ということもあり、遺伝子的に問題のある子どもがうまれてくることがあります。
スコティッシュが遺伝子的に問題のある猫種ということは最近の研究でわかってきた事実ですが、これと同じように、母猫と父猫の遺伝子が混ざり合って病弱な遺伝子を受け継いでいることもあります。
個人では遺伝子検査などもしていないため実際どういう子が生まれてくるのかわからないといったことがあります。
里親になる場合のデメリット④キャリアの可能性
個人で飼育しているため、もしかすると感染症に感染していることもあります。
無料で引き渡す代わりにこういった検査やワクチンなどももしていない可能性があるため、キャリアである可能性があります。
里親になる場合の2つのメリット
里親になる場合のメリットをお伝えします。
あまりお勧めできませんが、里親になる場合のメリットもいくつかありますので詳しくお伝えしますね。
里親になる場合のメリット①つながりができる
里親になる場合、元々飼っていた方とつながりができます。
他の紹介した迎える場所よりもフレンドリーに連絡を取ることができます。
ただ、専門家ではない可能性の方が高いため、間違ったことを教えられる可能性もある点には注意しましょう。
里親になる場合のメリット②環境の変化が少なくてすむ
基本的に一般家庭から引き取ることが多いし、住んでいる場所の近くから引き取ることが多いと思います。
そのため、いろいろな環境がそこまで変わらないため、猫ちゃんにとって負担が少なくて済みますよ。
里親になる場合のメリット③無料で猫ちゃんや道具を引き取ることができる
里親になるといても大き2つの理由が考えられます。
1つ目が飼えなくなったから里子に出した場合と2つ目は飼いきれなくなったために里子に出した可能性があります。
飼いきれなくなった場合は子供が産まれて飼えないということが多く、そういった場合には子猫を無償で譲り受けることができます。
また、飼えなくなった場合には、今飼っている子が何かしらの原因で飼えなくなったため、成猫を引き取り、使っている道具なども無償で譲ってくれることもあります。
まとめ
いかがっただでしょうか?
猫を迎えることができる場所についてご紹介しました。
個人的には保護施設>ブリーダー>ペットショップ>個人からの里親の順番でお勧めしています。
一番はビビッとインスピレーションが働いた子をお迎えするのが一番いいですが、初めて猫ちゃんを買う方は病気や遺伝的に欠陥がない子をお迎えする方が安心して飼うことができます。
そのため、検査を徹底してる保護施設・保護団体や親の情報や遺伝子についてしっかり把握しているブリーダーさんからお迎えするのが一番お勧めです。
この2箇所であれば猫の知識も豊富にあるため、飼っていくなかでいろいろな相談を受け付けてくれています。
もし、お迎えしたい方がいましたらご相談ください。
知り合いの保護施設やおすすめのブリーダーさんをご紹介することができるかもしれません。
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