尻尾の短いヤマネコのような『ピクシーボブ』
見た目は野生的なピクシーボブですが、性格は人懐っこい性格で飼いやす猫種です。
そんなピクシーボブの歴史や特徴、性格と飼う時の注意点とポイントについてご紹介しますね。
ピクシーボブの歴史
ピクシーボブは1985年に作出を開始された比較的新しい品種です。
アメリカで発見された多指症の猫と体が大きく尻尾の短いヤマネコのような外見を猫の2頭が起源だと言われています。
その猫の子孫を『ピクシー』と名付けました。
そのピクシーとワシントン州カスケード山脈の麓に生息していたヤマネコの子孫と思われる猫と交配させてヤマネコのような猫を作出しようと考えていました。
しかし、ヤマネコの血を引く猫を血統として登録することは大変でした。
1994年にTICAではピクシーボブを一次展示するための登録を行い、1996年に新種として予備登録の観察が始まりました。
その時の遺伝子検査において、ピクシーボブにはヤマネコの遺伝子がないことが分かりました。
その後、ピクシーボブはTICAでは1998年に自然発生した新種として公認されることになりました。
ピクシーボブの特徴と性格
ピクシーボブの特徴や性格についてご紹介しますね。
ピクシーボブの特徴
ピクシーボブの体型はロング&サブスタンシャルタイプです。
そのため、体重は4〜8kgでオスになると10kg近くになる大型の猫種になります。
ピクシーボブの最大の特徴はジャパニーズボブキャットのように短い尻尾です。
ですが、長い尻尾で産まれてくることもあるみたいです。
他にも、顔つきがボブキャットと呼ばれるヤマネコのように野生的な表情をしているのも特徴的です。
鳴き声も特徴的で普通の猫は「ニャー」と鳴きますが「チュンチュン」や「チュッチュ」といった小鳥のような鳴き声で鳴くことが知られています。
寿命は、12〜15歳と平均の猫より少し短いです。
しかし、飼育数がそこま多くないため正確な寿命はもう少し長いと思います。
ピクシーボブの被毛
ピクシーボブの被毛は基本的に短毛で、ヤマネコを思わせるロゼットやスポット模様をしています。
基本は短毛ですが、野生の猫の掛け合わせで作出された猫なので、長毛のピクシーボブも産まれてくることがありますよ。
また、個体によってシングルコートの子もいればダブルコートの子も産まれてくることがあります。
ピクシーボブの性格
ピクシーボブの性格はとても賢く、愛嬌があり活発な性格をしている猫種です。
また、猫としては珍しく社会性が高く、家族を仲間という意識を持っており、他の動物や子供とも仲良くすることが出来る猫種でもあります。
しかし、飼い主さん(多分自分の中で一番の人)には、やきもちを焼くいてかまって欲しいと甘えてくる可愛い一面もあります。
また、人の言葉や行動を理解できる猫と言われているため、ちょっとした芸を覚えたり、人間の真似をするような行動がみられますよ。
猫にしては珍しく、リードをやハーネスをつけて犬のように散歩させることが出来る猫でもあります。
ピクシーボブの飼う時の注意点とポイント
ピクシーボブを飼う時にはどんな注意点やポイントがあるのでしょうか?
以下のような点に注意する必要があるのでご紹介しますね。
といった注意点があります。
毎日一緒に遊んであげる
ピクシーボブは運動がそこまで好きではありません。
ですが、飼い主さんと遊ぶことが好きなのでコミュニケーションの一つとして一緒に遊んであげましょう。
また、ピクシーボブは大型の猫なので運動不足による筋力の衰えで怪我がしやすくなるため筋力の衰えを抑えて怪我の防止にもなりますよ。
定期的にブラッシングしてあげる
ブラッシングは飼い主さんとのコミュニケーションにもなりますし、毛玉の防止や皮膚病の予防にもつながります。
シングルコートの猫であれば1週間に2〜3回ほど、ダブルコートであれば毎日のブラッシングしてあげると良いですよ。
動物病院で定期的に健康診断を受ける
先天性の病気で多指症がありますが、比較的丈夫な猫種なのでそこまで病気を気にする必要はありません。
ですが、他の猫種と同様に歳をとってくると尿疾患や心臓の疾患などが出てくるため、定期的に病院で健康診断を受けるようにしましょう。
そうすることで、健康で長生きにつながりますよ。
『ピクシーボブ』の歴史や特徴と飼う時の注意点とポイントのまとめ
ボブキャットに似せて作出された猫と言われているだけあり、ボブキャットに大変似ています。
野生みあふれる見た目とは裏腹に、性格は愛嬌溢れて家猫の中でも飼いやすい猫種の一つです。
中々ショップで売られてはないので飼うのは困難ですが、飼育はおすすめの猫種ですよ♪
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