ウェルシュコーギーペンブロークの特徴と飼い方について

ウェールズ原産の小型犬で、短い足とコンパクトな体型が特徴です。元々は家畜の牧羊犬として飼われていましたが、その勤勉さと賢さからイギリス王室でも愛され、現在でも人気のあるペットのひとつです。そんなウェルシュコーギーペンプローグの特徴と飼い方について書いていきます。

ウェルシュコーギーペンブロークの特徴

ウェルシュコーギーペンブロークは、体高が約25cm、体重が約12kg程度で、
短く太い足、立ち耳、尾の先が白くコンパクトな体型が特徴的です。
この体型は元々、牧羊犬として家畜を追いかける際に、低い姿勢で素早く動き回るために適した形状であったとされています。
また、ペンプローグは生まれつき尻尾がない個体もいますが、断尾され尻尾が無いのも特徴の一つです。

被毛については、基本的には短毛種のダブルコートになります。
そのため抜け毛が多く頻繁にブラッシングをする必要性があります。
被毛の毛色については、レッド、フォーン、セーブル、ブラックの4色があります。
中でもレッドは最も一般的なカラーで、ブラックとフォーンは日本では比較的珍しいカラーになります。

長毛種のコーギー『フラッフィー』について

コーギーは基本的に短毛ですが稀に長毛のコーギーが産まれてくる時があります。
この長毛のコーギーを『フラッフィー』と言います。
全身ふわふわでした毛に覆われていて普通のコーギーとはまた違った可愛さがあり、高い人気があります。
ですが、劣性遺伝による特徴なためブリーディングには適していなかったり、身体が弱い可能性があります。

ウェルシュコーギーペンブロークとカーディガン違い

ウェルシュコーギーペンブロークと似ている種類にウェルシュコーギーカーディガンと呼ばれる犬種がいます。両方ともウェールズ原産の犬種で、外見が似ていますが、以下のような違いがあります。

このような違いがあります。
他にもカーディガンの方は少し大きい印象があります。

ウェルシュコーギーペンプローグの性格

ウェルシュコーギーペンプローグの性格は明るく陽気で活発で賢くしつけやすい性格をしています。
社交的で人懐っこく、子供や他のペットとも仲良くすることができます。
また、とても忠実で家族思いな一面があるため家族と一緒に過ごすことが大好きな犬種です。

ウェルシュコーギーペンブロークを飼うときのポイントと注意点

ウェルシュコーギーペンブロークを飼う際には、以下のようなポイントや注意点があります。

上記のようなポイントがあります。
以下で詳しく説明していきます。

しっかり運動をさせる

ウェルシュコーギーペンプローグは元々牧羊犬だったため体を動かすことが大好きな犬種です。
そのため散歩をしっかり行う必要性やドックランなどの遊べる場所に連れて行ってあげてストレスを発散させてあげるようにしましょう。

しつけをしっかり行う

牧羊犬として活躍していた為、他の犬や小動物を衝動的に追いかけてしまう性質が強くあります。
その為、しっかり「待て」や「おすわり」などのトレーニングをしておき、落ち着かせてあげられるようにしつけておきましょう。

定期的にブラッシングを行う

ウェルシュコーギーペンプローグはダブルコートで抜け毛が多い犬種です。
ブラッシングを行わないと皮膚炎になってしまうため定期的なブラッシングが必要になります。

肥満に注意しておく

ウェルシュコーギーペンプローグは椎間板ヘルニアや股関節形成不全などの関節のトラブルが多い⽝種です。
肥満になってしまうと関節のトラブルが起こりやすくなるため、フード選びやフードの調整をしてあげることが飼い主の役目になります。

まとめ

ウェルシュコーギーペンプローグはとても頭良くて家族思いで活発な性格の犬種です。毎日散歩できる方にはおすすめの犬種ですが、毎日忙しくてペットとの時間があまり取れない方にはおすすめできない犬種でもあります。
自分の生活リズムに合わせた犬種を飼ってペットライフを楽しみましょう！