メインクーンは、アメリカ合衆国原産の大型猫種の一つで、長い毛並みと力強い体格が特徴的です。
「穏やかな巨人」と言われることがあるメインクーン。
世界最大の猫としてギネスに登録されている猫種です。
他にも、「ワーキングキャット」として長年ネズミ取りとして買われていたことがあります。
そんなメインクーンの歴史・特徴や性格・飼う時の注意点やポイントについてご紹介していきますね。
メインクーンの歴史
メインクーンは、アメリカ合衆国のメイン州が原産とされており、メイン州公認の「州猫」として認定されています。
その起源については諸説ありますが、アメリカにおける最古で最大の品種であり、被毛の模様や習性がアライグマ(ラクーン)に似ていることから、命名されたという説や、
メイン州にあるクーン山脈という地域に生息していた猫が祖先と言われると言われているため、それが由来とも言われています。
起源には、アメリカの合衆国の農場にいた猫と、船員により欧州から連れてこられた長毛種の猫の子孫と考えられていますが、
本当の起源は不明であり、1800年代後半にキャットショーで人気があったが、20世紀に入ると海外からロングヘアの猫種が入ってくるようになり、存在が危ぶまれた時があります。
そんな、経緯を得て、今では人気を取り戻し、2015年のCFAによると、人気ランキングでは2番目に人気のある猫種となりました。
メインクーンの特徴
メインクーンは、『ロング&サブスタンシャルタイプ』と言われる体型をしており、骨太で筋肉質、がっしりとした体型をしており、体長は長く、胸元が広くしている大型猫種の一つです。
体重は、オスは6〜11kg、メスは4〜6kgほどになりますよ。
体長については平均で100cmほどになります。
世界最長の猫としてギネスの記録に登録されており、アメリカのメインクーン、ステューイーの123㎝がギネス記録に記録されています。
また、がっしりとした体型で横幅も大きく、さらに長毛なので想像以上に大きく見える猫種ですよ。
メインクーンは『ジェントルジャイアント(穏やかな巨人)』という愛称があることから、ギネスで「世界一尻尾が長い猫」や「世界一体の長い猫」としてギネスブックに登録されています。
メインクーンの寿命は14年ほどで平均的な猫の寿命とされています。
メインクーンの被毛について
メインクーンの被毛は長く、厚みがありふわっとしています。
また、「ジャギーコート」と呼ばれる毛の長さが不揃いな特性があるため、水分を弾きやすく、寒さに対応できるような被毛になっています。
また、耳やお腹に飾り毛のようなフサフサの毛が生えています。
メインクーンの毛色は多様で、「ブラック」「ホワイト」「レッド」「ブルー」「クリーム」などの数多くの色があります。
また、パターンも多く、「ソリッド」「タビー」「シルバー&ゴールド」「スモーク&シェーディッド」「パーティカラー」などの様々なパターンがありますよ。
目の色も多様で、「ブルー」「グリーン」「ゴールド」「カッパー」「オッドアイ」があります。
メインクーンの性格
メインクーンは、穏やかで社交的な性格が特徴的です。
こういった性格から、多頭飼育や子供やお年寄りの居る大家族が飼うのに向いている猫種です。
また、知能が高く、犬のように「お手」「お座り」「待て」といった芸を覚えることができ、
叱ったことをきちんと理解する能力が高い猫種です。
ただし個体差があるため、無理やりしつけや芸を教えたり、することはやめましょう。
猫らしい性格もしっかり持ち合わせているので、急に飼い主のことを無視したり、反対に「かまって〜」と擦り寄ってくることもあります。
こうした性格から基本的に、社交的な猫なので他の猫や他のペットなどと仲良くすることができるので、
多頭飼育や多種飼育をしやすく性格的には飼いやすい猫種ですよ。
メインクーンを飼う時の注意点とポイントは?
メインクーンを飼う際には、以下の点に注意することが重要です。
定期的な健康診断
メインクーンは健康な品種であることが多いですが、遺伝子疾患で肥大型心筋症、多発性のう胞腎、脊髄性筋萎縮症などの病気になることが多いので、早期発見のために定期的に健康診断を受けるようにしましょう。
定期的なグルーミングが必要
メインクーンは長毛でしっかりとして毛質をしているため、毛が絡まってしまいます。
毛が絡まってしまったまま放置してしまうと、皮膚病になってしまう可能性があるため、毎日のブラッシングが必要になります。
可能であれば、定期的にシャンプーをしてあげることがベストですよ。
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飼育環境の確認
メインクーンは、大型猫種であり、広いスペースが必要です。
また、狩猟本能も強いため、キャットタワーがあった方が、ストレスが溜まりにくいので、ある程度の広さやが必要になります。
家族やペットとの相性
メインクーンは、社交的で愛情深い性格が特徴的ですが、他のペットや家族との相性によっては問題が生じることがあります。メインクーンが許しても相手となるペットが警戒することが多くあります。
そのためしっかりと、他の猫やペットとの関係性を見極める必要がありますよ。
栄養やフードに注意する
メインクーンは大型の猫種なので、食べる量も多めです。
しかし、室内飼育が一般的な猫の場合、運動不足や食べ過ぎの原因で肥満になりやすかったり、栄養分が足りていないことがあります。
そのため、メインクーン用のフードを与えることが理想ですよ。
メインクーンの特徴や飼うときの注意点とポイントについてまとめ
世界最長の猫であるメインクーンの特徴や飼うときの注意点などをご紹介しました。
体色や模様も様々で、個々の特徴が出る猫種でもあります。
また、性格も温厚で小さなお子さんがいる家庭でも飼いやすい猫種です。
長毛種なので、しっかりとブラッシングを毎日してあげる必要があったり、食事量には気をつけてあげましょう!
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