ヒマラヤンはペルシャとシャム猫の交配により誕生した猫の一種です。
ふわふわもこもこした被毛を持ち、シャム猫のような模様といった
シャムとペルシャどちらの特徴を持ち合わせた外見をしている愛らしい猫の一種です。
そんなヒマラヤンの歴史や特徴・性格、飼う時の注意点やポイントについてご紹介しますね!
ヒマラヤンの歴史
ヒマラヤンの誕生には諸説ありますが、20世紀(1920年代)に誕生したと言われている新しいの猫の一種です。
ヒマラヤンはシャム猫とペルシャの交配によって誕生しました。
長い年月をかけて今のようなシャム猫の模様とペルシャの被毛の特徴を併せ持つヒマラヤンが誕生しました。
1940年代から1950年代にかけて、ヒマラヤンの人気が徐々に上がっていき、CFAなどの猫品種登録団体で公式に認められるようになっていきました。
現在でも世界的に人気のある猫種として愛され続けています。
ヒマラヤンの特徴と性格は?
そんな歴史を持ったヒマラヤンの特徴や性格についてご紹介しますね。
ヒマラヤンの特徴
ヒマラヤンの特徴は被毛とペルシャのよう顔立をしています。
顔立ちは、ペルシャと同じで「ピークフェイス」と「ドールフェイス」と呼ばれる2つのタイプがあります。
鼻がぺちゃんこでペルシャと聞いて思い浮かべるような顔が「ピークフェイス」です。
反対に、鼻筋がしっかりとある顔立ちが、「ドールフェイス」になります。
日本のヒマラヤンに多いのはドールフェイスの顔立ちをしている方になります。
他の特徴として、ヒマラヤンの体格は「コビー」と呼ばれる体型をしており、
全体的に筋肉質でがっしりした体型をしており、足や胴体は短く尻尾が長くなっています。
ぱっと見はずんぐりした体型をしているので意外なのですが、弾丸のように走るので驚かされますよ。
体重も3〜8kgほどで猫の中では大型になりますよ。
また、目も特徴的で、シャム猫模様とのコントラストが美しい青色の瞳をしていますよ。
ヒマラヤンはどんな被毛を被毛持っているの?
ヒマラヤンの最大の特徴の被毛はふわふわとした長毛で、首周りや尻尾が特にふさふさしていますよ。
模様が特徴的で、カラーポイントと呼ばれる「顔(中心部)・耳・足先・尻尾先」が濃い色をしています。
それ以外は白やカラーポイントに現れる色が少し混ざった薄い色をしていますよ。
カラーポイントに現れる色の呼び方としては、「クリーム・シール・ライラック・ブルー・チョコレート」などがあります。
また、カラーポイントがしま模様になるリンクスポイントといった模様もありますよ。
ヒマラヤンの性格は?
ヒマラヤンの性格は、おとなしく穏やかな性格をしていて、子供やお年寄りのいる家庭や他のペットがいる家庭でも飼いやすですよ。
あまり鳴くこともせず、鳴いたとしても柔らかい鳴き声をしているのでマンションやアパートでも飼いやすいです。
穏やかな性格をしているので、基本的には自分の世界を持っていてマイペースな子が多いです。
そのため、他のペットや子供がいても比較的仲良く過ごすことができますよ。
また、飼い主に対して非常に愛情深く、猫なので適度な距離感を持っていますが、
後追いをして常に同じ空間に居たがります。
普段はのんびりしていることが多いですが、遊ぶスイッチが入ると必死でおもちゃを追いかけます。
また、賢い子も多いので飼い主さんに遊んでとおもちゃを持ってくることもありますよ。
ヒマラヤンを飼う時の注意点やポイントは?
ヒマラヤンを飼うときに注意するところがいくつかあるのでご紹介しますね。
こうした6つのポイントがあります。
下で解説していきますね。
購入先をしっかり選ぶ
迎え入れる前のことなのですが、購入先はしっかりとした所を選ぶようにしましょう。
某ペットショップのようなペットに対して冷たい態度をとっていたり、劣悪な環境なのことはもちろんなのですが、ヒマラヤンには先天性の病気を持っていることがあるので、そうした診察をしっかり行っているようなペットショップやブリーダーさんから購入するようにしましょう。
管理が雑なペットショップやブリーダーさんを知っている方は保健所などに相談しましょうね。
ブラッシングを定期的にする
長毛種の猫全般に言えるのですが、抜け毛が多くブラッシングをしないと毛が絡まって毛玉になってしまいます。
毛玉になってしまうと、どこかに引っかかって皮膚に傷がついてしまったり皮膚病になってしまう可能性があります。
そのため毎日のブラッシングが大切ですよ。
コミュニケーションを取る
ヒマラヤンは飼い主さんに懐いて愛情深くなるため、ブラシシングや膝の上に抱いてあげてコミュニケーションを取るようにしましょう。
また、愛猫に遊びたいスイッチが入ったら、一緒におもちゃを使って遊んであげるといいですよ。
こうして毎日コミュニケーションをとっていると、自然と健康観察もできるので病気の早期発見に繋がりますよ。
目の周りを清潔にする
長毛種は目に毛が入りやすく、目ヤニがよく出たり、涙やけになりやすいです。
そのため、目ヤニや涙やけに気づいたらウエットティッシュなどで拭いて清潔に保つようにしましょう。
目ヤニや涙や毛がひどい場合には、目薬を入れてあげることも大切なことですよ。
環境を整える
ヒマラヤンは長毛種で日本の夏のような蒸し暑さに弱いです。
そのため、夏場の湿度と温度管理や暑さ対策はしっかりしてあげましょう。
また、暑さの対策だけでなく、シャム猫の血が入っているため、寒さに弱い一面もあります。
そのため、寒くなりすぎないような対策も必要ですよ。
食事に注意する
ヒマラヤンの毛質を保ちつつ、がっしりとした体格を保つためにしっかりとした栄養を補給する必要があります。
また、毛繕いを自分でして、毛を沢山飲み込む傾向があるので、食事で整えてあげるといいですよ。
おすすめは「ロイヤルカナンのFBNシリーズ」ですよ。
定期的に健康診断に行く
ヒマラヤンは遺伝子疾患だけでなく、尿疾患や肥満などといった病気にもなったり、
栄養が足りてなく筋肉が衰えてしまっていたりすることがよくあります。
そのため定期的に獣医さんに診てもらいましょう。
ヒマラヤンの特徴や飼う時のポイントのまとめ
ヒマラヤンは特徴的な模様と長い被毛を持った、おとなしく愛情深い性格をした子が多いです。
ヒマラヤンは暑さにも弱く、寒さにも弱いという環境には少し敏感な一面がありますが
猫の中では飼いやすい猫種なので家族がいたり、他のペットがいる家庭でもおすすめですよ。
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