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【意外と知られていない!】動物の保護活動をしているNPO法人の悩みは?

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どうもtakunekoでございます。

今回の記事は「動物の保護活動に興味があるよ〜」という方や、「よく保護活動をしているNPO法人ってなに?」と思っている方に読んでほしい記事になります。

今回この記事を書こうと思った理由を先に言わせてください。


私の知り合いにNPO法人を設立して犬猫の保護活動をしてくださっている方(仮にAさんとします。)がいるのですが、Aさんにある方(ある方をBさんとします。)から近くの駐車場に捨てられていたから保護してほしいという連絡があったところから始まります。

AさんはBさんから連絡があったので、Bさんが住んでいる地域まで向かい(約500kmの道のり)無事保護することができたのですが、Aさんが

『よろしければガソリンだけでも支払っていただけないか?』
と聞いたところ、

Bさんは気分を害したのか

『お金を請求するなんかもってのほか!NPOなんだから国からお金を払ってもらっているんでしょ!』
と言われたことや、SNSに詐欺だのなんだの書かれていた問題が発生したことがありました。


今では弁護士さんに依頼したりして、削除はされているようですが正直かなしい私としては事例です。

確かに前もってガソリン代だけでも発生すると言っておかなかったことにも問題があるのかもしれませんが、
このBさんはこれで保護活動をしているや犬猫が好きと言っていることにも問題があると個人的には思いました。

こうしたBさんのようなにわかの動物保護をしている人や動物が好きと言っている人が私は一番嫌いなタイプなので、Bさんのように間違った考え方が減ると思うので動物の保護についてやNPO法人について少しお伝えできればとおもいます。

動物の保護活動とは?

一言に動物の保護活動と言っても大きく分けて『野生動物の保護活動』と『犬や猫などのペットの保護活動』の2種類あります。

TVなどでよく報道されているのは『ペットの保護活動』ですが、沖縄のイリオモテヤマネコや北海道のシマフクロウなどが野生動物の保護活動になります。

ペット動物の保護活動なのか、野生動物の保護活動なのかで保護活動の内容に違いがあります。

動物の保護活動の内容は?

保護活動と言っても活動内容はさまざまです。
まずは野生動物の保護活動の内容について見ていきましょう。

野生動物の保護活動の内容は?

野生動物の保護活動をするいちばんの目的は『個体数を増やすこと』です。

保護活動が行われていう野生動物は、「環境破壊」「密猟」「病気」などの理由で個体数が減り絶滅の危機に瀕しているため保護活動が行われています。

個体数を増やす(元に戻す)ために、「病気や怪我をした動物の治療」にはじまり、「環境の整備」「個体数の確認」「繁殖」「他の人たちにも周知をする(広報)」などといった活動内容があります。

ペット動物の保護活動の内容は?

ペットの保護活動の目的は『不幸な動物たちを減らす』ことが目的とされています。

ペットの保護活動は、「犬猫などの愛玩動物の捕獲」「譲渡」「飼養」「愛護の啓発活動」などの活動があります。

どう言った活動に重きを置いているかは、活動団体による違いがありますが、大体のペットの保護団体の活動は保護と譲渡に重きを置いているところが多いのが現状です。

動物の愛護と動物保護の違い

少し動物に関心のある方なら、「動物愛護」と「動物保護」という言葉をよく聞くと思います。

両者に明確な違いはなく、概念として捉えられています。
「動物愛護」は飼い主などの「人」の目線から見た概念で、可愛がる行為や、不要に傷つけたりしないこと、習性などを理解して飼う行為のことを言うのが一般的です。

動物保護は、動物を守る行為全般に指します。
野良犬や野良猫を増やさない活動や、飼い主を探す活動、野生動物の数を増やす活動さまざまな場面で使われる言葉になります。

この他にも、動物福祉(アニマルウェルフェア)という言葉があり、これはペットなどの「動物」からみた概念で、ペットによりよい環境を整えたり、動物の気持ちに寄り添ってストレスを減らすようにすることを指します。

話すと長くなるのでこの辺にしておきますが、保護活動の中に動物愛護や動物福祉という概念があります。

動物の保護の費用はどれぐらいかかるの?

皆さんは保護の費用にいくらかかるかご存知でしょうか?
気軽に保護といったもものすごい費用がかかっています。

一部の常識のない方は買えなくなったから無料で引き取ってと言ったり、NPO団体などの保護活動をしている人に連絡しただけで保護をした気になっている方がいらっしゃいますが、あえてきつい言葉で言うと無責任にも程があります。

動物の保護をしていくには費用が必ずかかります。

ここで動物の保護にはどれぐらいの費用がかかるのかをご紹介します。

野生動物の保護活動の費用?

はじめは野生動物の保護に関する費用についてお伝えします。

色々探してみましたが、詳しい費用が書かれているところはありませんがでした。
なのでこちらの記事を参考にすると、パンダ一頭に年間1億から10億元(21億〜218億)かかっているようでした。

ちょっとどこまで本当か分かりませんが、すごい金額かかりますね。

ほかにもシマフクロウの保護団体の目標寄付金額から算出すると、

  • 3,000円で、生息調査など調査約1回の車輛代になります。
  • 10,000円で、給餌のモニタリング調査1.5ヶ月分のデータ記録備品代になります。
  • 50,000円で、給餌のモニタリング調査の動画収録したデータの確認・編集・記録作業に携わる人件費約半月分になります。
NPOシマフクロウエイド

上記の引用は一部なので、詳しくはこちらみていただきたいのですが、年間で930万ほどが必要になるとされています。

ペット動物の保護活動の費用は?

では次は、ペット保護活動にはどれぐらいの費用がかかるのでしょうか?

犬猫を中心にお伝えしますね。

小型犬中型犬大型犬
初回の病院代初診料
¥1650
検査
¥5,000〜¥10,000
予防接種
¥2,750〜¥9,900
ノミ駆除
¥1,320〜¥1,540
参考サイト
初診料
¥1650
検査
¥5,000〜¥10,000
予防接種
¥2,750〜¥9,900
ノミ駆除
¥1,760〜¥1,980
参考サイト
初診料
¥1650
検査
¥5,000〜¥10,000
予防接種
¥2,750〜¥9,900
ノミ駆除
¥1,980〜¥2,200
参考サイト
初診料
¥1,000〜¥3,000
検査
¥5,000〜¥10,000
予防接種
¥4,000〜¥6,000
ノミ駆除
¥2,000〜¥3,000
参考サイト
定期検診¥3000〜¥50,000¥3000〜¥50,000¥3000〜¥50,000¥5,000〜¥10,000
食費¥1,000〜¥3,000¥2,000〜¥5,000¥10,000前後¥3,000〜¥4,000
その他の費用¥10,000前後¥13,000前後¥20,000〜¥8,000〜
合計約¥76,000約¥81,000約¥93,000約¥44,000

と言うような感じになりました。
猫と小型犬は私が飼っていたこともあるのでその時の出費も参考にしています。

最初にかかる費用としては、定期検診料を引いた金額が保護した初月にかかるということになります。

また、猫はそこまで変動することはありませんが、犬は品種や個体差によってその他の費用は大幅に変動します。
長毛のわんちゃんなら、頻繁にカットに必要があるためその分費用があがります。
反対に短毛種であれば、カットの頻度が少なくて済むのでその分費用も安くなります。

こういった費用が、ペット動物の保護費用がかかっています。
その他にも、ペットの世話をする人の人件費や譲渡会の開催や啓発の活動(広報)などにも費用がかかってきますので、さらに負担費用は多くなります。

NPO法人ってなに?

ここからはNPO法人についてお伝えしますね。

動物の保護活動をしている団体でよく見かけるのがNPOという法人です。
上記でご紹介したようなシマフクロウエイドもNPO法人になります。

NPO法人は、特定非営利活動法人の略称で、
特定非営利活動を行う団体に法人格を付与すること等により、 ボランティア活動をはじめとする市民の自由な社会貢献活動としての特定非営利活動の健全な発展を促進することを目的の法人になります。

簡単に言うと、法人の名義で様々な活動を行うことができるということになります。
個人で行うよりも融資を受けやすくなったり、次世代に事業(今回の場合保護活動の記録や実績など)をつなぐことができます。

また、認定NPO法人なれば税金面でも優遇されるようになります。

NPO法人と会社の違いは?

そんなNPO法人と法人(会社)との違いは『活動に制限があること』と『営利目的かどうか』と言う点になります。

NPO法人は原則、国から認められている20の分野での活動、尚且つ、営利目的で業務をしてはいけないということになります。

たとえば、動物を保護して、保護したい動物たちを利益目的で販売することは禁止になります。
ただ、譲渡会に参加して保護動物の里親になった方の中にはいくらかお金を支払ったことがると思います。

その費用というのは、次の保護動物たちにかかる費用だったり、今いる子たちの保護にかかる費用になるため、ではなく、保護活動を行なっていくために費用に当てられています。

こうした活動にかかる費用を捻出するためにフリマやショップなどの経営をしていくことは良しとされています。

20の分野に関してはこちらの内閣府のサイトをご覧ください。

NPO法人は国や市区町村からお金がでるの?

結論から言うとお金は出る時もあります

NPO法人になると、様々な活動内容や運営状況を開示する義務が生じます。
その業績をもとに、国の助成金や補助金に申し込んだりすればお金を補助してくれることもあります。

ただ、これはNPO法人に関わらず、普通の法人なんなら、個人でも受けることができるので、NPO法人だけの特権というわけではありません

意外とNPO法人は国が運営しているとか、国民の税金で運営していると思われがちですが、事業で売り上げを得てそこから運営を行なっています

また、NPO法人としての活動が評価され、基準をクリアすると、認定NPO法人になることができます。
認定NPO法人になることができれば、税制面での優遇されるようになります。
認定NPO法人の基準についてはこちらを参考にしてください。


今回は、ここまで!

保護活動についてのまとめ
  • 保護活動には『野生動物』と『ペット(愛玩動物)』の保護大きく分けて2つがあるよ
  • 野生動物の保護は『自然環境の保護』『繁殖・生体数確認』『治療』が主な保護内容で、絶滅の危機から助けるために行われているよ
  • ペットの保護は、『野良猫(犬)の捕獲・保護』『飼養』『譲渡』が主な活動で、不幸な動物(ペット)を減らすことを目的として行われているよ
  • 1ヶ月の保護費用は野生動物で年間¥900万ほど、ペット(犬猫)は年間¥50万〜¥100万ほどの費用がかかるよ
NPO法人についてのまとめ
  • NPO法人は特定非営利活動法人の略称です
  • 国が定める20の分野で営利目的で営業をしない法人(会社)のことだよ
  • 無料で活動を行っているのではなく、利益を取らないように事業を行っている会社だよ
  • 会社と同格で、融資や助成金があるよ
  • 厳しい審査に通ると認定NPO法人に認定されるよ。
  • 認定NPO法人になると税制で優遇されるようになるよ

『保護活動について』と、『NPO法人について』について簡単にご紹介しました。
保護活動は1人では行えないでの、動物が好きであれば、少しでも興味を持っていだたけると嬉しく思います。

では今回はこの辺で(^^)/~~~

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