トルコで古くから愛されている『ターキッシュバン』
猫にしては珍しく水のことを恐れず大好きな猫でもあります。
そんな『ターキッシュバン』の歴史や特徴、飼う時の注意点をご紹介しますね。
ターキッシュバンの歴史
ターキッシュバンはトルコ原産の猫の品種で、トルコのバン湖周辺で発見されたと言われています。
ターキッシュアンゴラなどの猫種とともに希少な猫とされています。
ターキッシュアンゴラと比べて一般的な猫として愛されていました。
ターキッシュバンの歴史は古く、紀元前1200年ごろの装飾によく似た猫が彫られていました。
また、西暦70年代のローマ帝国侵攻の際にも記録に、頭部としっぽに柄のある猫が描かれてました。
1960年代には、イギリスの血統登録団体GCCFで品種として予備登録が行われました。
その後1982年にアメリカにわたり、CFAとTICAの血統登録団体に公認されることになりました。
ターキッシュバンの特徴と性格
ターキッシュバンの特徴や性格をご紹介しますね。
ターキッシュバンの特徴
ターキッシュバンはロング&サブステンシャルと呼ばれるタイプの大型の猫に分類される猫種で、体重は4〜8kgほどになります。
ターキッシュバンは、猫にしては珍しく水が好きなことで有名です。
お風呂で水を張ったら泳いだり、シャワーが好きな子が多くいます。
トルコでは湖に入って遊んでいる姿が目撃されています。
また、オッドアイになることでも有名で、アンバーやブルーといった色があります。
寿命は12〜17歳ほどで遺伝子疾患が少ないため平均な猫の寿命よりも長めになっています。
ターキッシュバンの被毛
ターキッシュバンの被毛は『バン・パターン』と呼ばれる模様をしており、ターキッシュバンの固有の模様になっています。
また、『バン・パターン』は優勢遺伝なので、ターキッシュバンと交配した子の大半は『バン・パターン』の模様になることも特徴です。
また、ミディアムロングと呼ばれる長さの被毛をしています。
カラーはブラック・ブラウン・クリーム・トーティシェル・トーティ・ブルー・レッドなどがあります。
ターキッシュバンがよく泳ぐ猫で、水に浸かる習慣?があります。
そのため、ターキッシュバンの被毛は弾きやすい特徴があります。
これは被毛の特徴というよりは、皮脂が被毛を包み込んでいるためによるものです。
ターキッシュバンの性格
ターキッシュバンの性格は、頭がよく社交的で愛情深い性格をしています。
そのため、飼い主以外の家族とも仲良くできたり、他のペットとも仲良くすることができますよ。
また、トイレを教えなくてもトイレの場所を覚えたり、一度叱るとしなくなったりすぐに物覚えがよく、猫を飼ったことない人でも飼いやすい猫種です。
水を怖がることがないため、お風呂にも入れやすく清潔に保ちやすいのも飼いやすいポイントの一つですよ。
こういった性格をしているとよく言われますが、育てられた環境による影響が強く出るタイプの猫と言われています。
また、犬と同じように従順な一面があり、リーダーシップのある人に懐きやすい傾向にあるのも飼いやすい点の一つですね。
ターキッシュバンを飼う時の注意点とポイント
ターキッシュバンを飼う時の注意点とポイントはどんなことがあるのでしょうか?
ターキッシュバンを飼う時の注意点とポイントについてご紹介します。
といった点に注意する必要があります。
水槽がある家庭は注意をする
金魚や熱帯魚、メダカやミドリガメなどの水槽で飼っている人や水を張って飼うような生き物を飼っている人は一緒に飼う時には注意する必要があります。
魚を飼っている人であれば水槽に飛び込んで魚を食べてしまったり、水槽が割れてしまうといったことになってしまいます。
亀なので両生類の場合は猫が噛まれて怪我をしてしまう可能性やカメを食べてしまうといった危険性があります。
他の猫と比べ水を怖がらないため、こうした事故が多くなることには注意しましょう。
輸血する時には注意する
猫にも血液型があり、ターキッシュバンは猫にしては珍しいB型の血液型をしています。
そのため、輸血が必要になるような事故や手術になってしまうと、一般的な猫の血液を使うことができないため、自分が飼っている猫の血液型を確認しておきましょう。
定期的に被毛のケアをする
ターキッシュバンはシングルコートなのでそこまで抜け毛が多くはありませんが、被毛が長いため絡まってしまいます。そのため毎日のブラッシングをすることが大切です。
また、シャンプーも簡単に出来る猫種なので定期的にシャンプーをするのも良いですね。
コミュニケーションをしっかりとる
ターキッシュバンは猫としては珍しく、人と遊ぶことが大好きな猫種なので、毎日遊んであげると喜びます。
あまりコミュニケーションを取らないと、ストレスが溜まってしまう猫種なので、ペットと一緒に遊びたいという人にぴったりのペットですね。
定期的に健康診断を受ける
ターキッシュバンは比較的丈夫な猫になりますが、猫に多い尿疾患などの病気は発症してしまうこともあります。
そのため、定期的に健康診断を受けることで病気の早期発見や健康的で長生きにつながりますよ。
ターキッシュバンの特徴や性格と飼う時の注意点とポイントについてのまとめ
猫にしては珍しい、水を恐れない猫の一つ『ターキッシュバン』
性格も温厚で犬のように社会性のある猫としても知られています。
そのため、家族のいる家庭や、他のペットがいる家庭でも飼いやすい猫の一つです。
ターキッシュバンは育った環境でも性格が変わりやすい猫なのでしっかりしつけをしたりしてしっかり育ててあげましょう。
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