PR

メスしか産まれない?三毛猫ってどんな猫?歴史と特徴や飼うときの注意点とポイント

このサイトには広告が含まれています。

日本猫の代表と言える「三毛猫」。
三毛というのは黒、白、茶色(またはオレンジ色)の三色が混ざった斑点模様を持つ猫のことを指します。
そのため、正式な品種として三毛猫は存在しません。

基本的にはメスしか産まれないので、オスは珍しいと言われており、オスになる確率が3万分の1と言われています。
そんな三毛猫ですが歴史や特徴、飼うときの注意点やポイントをご紹介します。

三毛猫の歴史

三毛猫の起源は明確には分かっていませんが、三毛猫の毛色は遺伝子で決定されるため、その起源には遺伝学的な要素があると考えられています

三毛猫は日本では古くから愛され、日本の文学や芸術にも多く登場します。
日本では、三毛猫は幸福の象徴であり「船に乗せると遭難しない」と言われていたり、

「猫が騒げばシケになり、寝れば天気平穏」と信じられてきました。
そのため、三毛猫は招き猫のモデルだと言われています。

三毛猫は日本国外でも人気があり、アメリカ合衆国やイギリスなどでも飼われています。
19世紀には、三毛猫はヨーロッパで流行し始め、多くの人々に愛されるようになりました。
その後、アメリカや日本などの国々にも広まっていきました。

三毛猫の起源や歴史については、はっきりとしたことは分かっていませんが、三毛猫はその美しい毛色や魅力的な性格から、多くの人々に愛され、現在でも人気のあるペットの一つです。

三毛猫の特徴

三毛猫の特徴と言えるものは白、黒、オレンジの3色の配色をしています。
海外では「キャリコ」というカラーが日本で言う三毛猫になります。

また、三毛猫には遺伝子上の特徴で基本的にはメスしか産まれません。
そのため遺伝子異常により、3万分の1の確率でオスが産まれる可能性があると言われています。

余談ですが、三毛猫は海外の猫にも産まれてきます。
よく産まれてくる品種は以下の通りです。

よく見かける短毛種の三毛猫
  • エキゾチックショートヘア
  • マンチカン
  • スコティッシュフォールド
よく見かける長毛種の三毛猫
  • ノルウェージャン・フォレスト・キャット
  • メインクーン
  • サイベリアン

三毛猫はオスが産まれないって本当?

三毛猫の特徴として基本的にオスは産まれることはありません。
理由は性染色体に関係しています。
ここからは生物の授業みたいになりますので気になる方だけ読んでください。

オスの性染色体はXYメスの性染色体がXXの染色体を持っています。
X染色体にのみ「オレンジ(O)」と「黒(o)」の毛色の要素であるO(o)遺伝子が含まれています。
O遺伝子の優勢遺伝が「オレンジ」でo劣勢遺伝が「黒」の配色になります

メスの場合は性染色体がXXなため、OO、Oo、ooの3つの組み合わせが考えられます
このうち、Ooの遺伝子を持っているメスにのみ三毛猫が産まれてきます。
そのためX染色体を1本しか持たないオスは「黒(o)」「オレンジ(O)」両方の色が現れることはないのです。

ではなぜ三毛猫のオスが存在するのでしょうか?
それは、ごく稀に遺伝子異常(クラインフェルター症候群)によるXXYという型を持つオスが存在するためです。
この確率は3万分の1と言われているため、オスの三毛猫が珍しいと言われています。

三毛猫のオスと三毛猫のメスを交配させれば、三毛猫のオスが産まれてきやすくなるのでは?と疑問に思う人がいるかもしれませんが、三毛猫のオスは遺伝子の異常の一つでもあるため、偶然に発現するものになります。
また、遺伝子異常なため生殖機能を持たないオスが産まれてくることが多くあります。

これが三毛猫が産まれないと言われたり、珍しいと言われる原因です。

ちなみに三毛猫のオスの金額は私が把握しているもので、スコティッシュの三毛で『ダイリュート』と呼ばれる、色素の薄いもので、2000万(一説では3000万)でした。

三毛猫の性格

三毛猫の性格は、一般的におおらかで人懐っこく、好奇心旺盛で遊び好きな傾向があり、子供がいる家庭や他のペットがいる家庭でも飼いやすいです。

そのため、家族が一緒に猫用のおもちゃなどで遊んであげると喜びますよ。

三毛猫はメスの個体が多いため、被毛がオスと比べて柔らかい傾向にあります。
また、メス特有の気が強い一面もあります。
子供や他のペットを傷つけたり、喧嘩した時にはしつけが必要になります。

以上が、一般的な三毛猫の性格です。
ただし、三毛猫には品種がないので猫種による差や個体差などがあるため、全ての三毛猫が同じ性格とは限らないので、しっかりとコミュニケーションを取ってあげてどんな性格なのか見極めてあげましょう。

三毛猫を飼う時の注意点とポイントは?

三毛猫を飼う際は以下の5つの注意点とポイントがあります。

  • 定期的なブラッシングが必要
  • 一緒に遊んであげることが大切
  • 食事管理が大切
  • 家の環境を整える
  • 定期的な健康診断を受ける

定期的なブラッシングが必要

毛玉ができやすいため、毎日のブラッシングが必要です。毛玉が放置されると、皮膚炎や消化器系の問題を引き起こすことがあります。

一緒に遊んであげることが大切

三毛猫は遊び好きな傾向があるため、遊ぶ時間を確保する必要があります。
自立で遊べるおもちゃやキャットタワーを用意すると、三毛猫が自然と遊び始めますよ。

食事管理が大切

三毛猫は食いしん坊である傾向があるため、食事管理が重要です。
過剰な食べ過ぎは肥満や健康問題を引き起こす可能性があります。

猫種に合わせたフードや年齢に合わせたフードがあるのでそういったものを活用すると便利ですよ。

家の環境を整えてあげる

三毛猫は好奇心旺盛で、何にでも興味を持ちます。例えば、タバコや飲んでいる薬、食べ残しているものなど、誤って食べてしまったりしてしまいす。

また、長毛種の猫であれば、暑さ対策が必要だったりします。
そのため、家の中にある危険な物や薬品を置いておかないように注意したり、空調管理をしてあげたりと環境を整えてあげる事が必要です。

定期的な健康診断をしよう

三毛猫は肥満になりやすい特徴や、遊んでいて飼い主が知らない間に怪我をしていたり、品種によっては遺伝子疾患があったりと様々な病気や怪我のリスクがあったりします。

予防や早期発見のために定期的な健康診断が大切です。
また、予防接種や定期的なノミ・ダニの駆除も行う必要があります。

以上が、三毛猫を飼う際の注意点とポイントです。三毛猫は活発で遊び好きなため、十分な運動やプレイタイムを確保し、健康管理にも注意して飼育するようにしましょう

三毛猫の歴史と特徴や飼うときの注意点とポイントのまとめ

三毛猫は正式な猫種ではないので、確実にこうするといいというポイントや注意点を断言はできません。ですが、三毛猫はメスしかいないため、優しい性格の子が多くいます。
こうした性格から、三毛猫は飼いやすいと言われているので、猫を飼う初心者にもおすすめできますよ。

無料メルマガはこちら

毎週月曜日に動物に関連するニュースや情報をお届けします。
その他にもお得な情報があるかも?

個人情報についてはプライバシーポリシーをご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました