サイベリアンってどんな猫？歴史と特徴！飼うときの注意点とポイントについて

サイベリアンは、ロシア原産の長毛種の猫種で、『サイベリアンフォレストキャット』という別名もあります。

カラーバリエーションも豊富なのも特徴的です。
そんなサイベリアンの歴史や特徴、飼う時の注意点やポイントについてご紹介します。

サイベリアンの歴史

サイベリアンは、はっきりとした歴史はわかっていませんが、1000年頃に初めて記録され、ロシア東部シベリアの森林の極寒の気候の中で生息していた野生種が祖先だとされています。

サイベリアンは1980年代からロシアのブリーダー達が血統管理と品種改良が始まりました。

1990年に初めてアメリカ合衆国に輸出され、1996年にTICAが正式な猫種として登録しました。

2000年にはCFAに公認されました。

サイベリアンの特徴

サイベリアンには大型猫で、全体的に丸みを帯びていて、がっしりとした体型をしている『ロングアンドサブスタンシャル』と呼ばれるタイプです。
体高が高くアーチ状で、腹部は硬く体型が樽を連想させるため『ビヤ樽型』とも言われています。

オスの体重が7~12kgで、メスの体重が4~10kgとされています。体高は約70cmと大型になります。

そのため、成猫になるには一般的な猫より時間がかかり、２〜３年ほどかけのんびりと成長していきます。

また、毛が長く換毛期があるためアレルギー反応が起こりやすいと勘違いしてる人もいますが、サイベリアンはアレルギーの原因となる物質の生成が少ないと言われています。
自分の猫アレルギーの度合いによっては飼うことが可能な猫種になります。

被毛は、ロシアの寒さに適応するために多くの猫が持つアンダーコートとオーバーコートに加え、三層目のガードヘアを持つ個体が多いため、サイベリアンは猫唯一の『トリプルコート』と言われています。
また、換毛期が存在して春から秋にかけてはショートヘアになり、冬になるともこもこしたロングヘアになることが一般的です。

毛色は様々で、ブラウンやブラック、ブルー、レッド、クリーム、シルバー、ゴールド、ホワイトなどがあります。
模様のパターンも様々で、ソリッドを始め、ブラウンタビー、キャリコ、パーティーカラー、ティプドとあります。
また、仮面をつけたようなポイントカラーのサイベリアンは『ネヴァマスカレード』という別種として、扱う血統書団体もあります。
写真見たいな縞模様もあればシャムのようなブルー一色のものもいます。
プーチンから秋田県の知事に送られたのがこのサイベリアンの『ネヴァマスカレード』です。
↓が『ネヴァマスカレード』です。

目の色は、グリーン、ゴールド、カッパーとあらゆる色が認められています。

サイベリアンの寿命は10~15歳と言われており、平均して14歳ほどの寿命になっているので、猫として平均的な寿命と言えます。

サイベリアンの性格

サイベリアンの性格は、飼い主に対しては従順で穏やかな愛情深い性格を持っています。

ですが、野生で生きてきた猫種なため、野性の本能が強く引き継がれており、運動能力が高く、活発な一面も持っています。
そのため、長時間遊んであげる必要性や一匹になれて、落ち着くことのできるスペースが必要になります。

穏やかな性格をしているので、問題行動が少なく、
知能も高いので、犬のように「お座り」や「待て」といった指示を覚えることもできますよ。

また、甘えてくることもよくあり、お腹を見せて「撫でて〜」とすり寄ってきてくれたりしますが、抱っこされることを嫌う子もいるようです。
そういった性格の子であれば甘えてきてくれた時に満足するまで甘やかしてあげましょう！

以上のような性格から、サイベリアンは人懐っこく、遊び好きで、飼い主に忠実な猫種として人気があります。

サイベリアンを飼う時の注意点とポイントは？

サイベリアンを飼う際には、以下の４つの注意点やポイントがあります。

運動量が多い

運動量が多いため、適度な運動を提供することが必要です。環境が許す限り、屋外で遊ばせることが望ましいです。
難しいようであれば、キャットタワーを設置して上下運動をさせてあげるようにしましょう。

食事や栄養を気にかけてあげよう

餌の管理にも注意が必要です。過剰な食事は肥満の原因になり、猫にとって健康に悪影響を与える可能性があります。
長毛種用のフードがあるので、サイベリアンにもおすすめなフードです。
他にもプレミアムキャットフード『モグニャン』というフードもありますよ。

ブラッシングを頻繁にしてあげよう

サイベリアンは、毛並みが長く、抜け毛もあるためブラッシングが必要です。
換毛期以外は2〜3日に1回、換毛期には毎日ブラッシングを行うことが望ましいです。

定期的に健康診断を受けるようにしよう

サイベリアンは、一般的には健康な猫種ですが、遺伝性の病気や熱中症になりやすい猫種です。
定期的な健康診断や予防接種を受けることで病気の早期発見につながるので大切です。

以上のような注意点やポイントを押さえることで、サイベリアンとの生活を楽しむことができますよ。

サイベリアンの歴史と特徴や飼うときの注意点とポイントのまとめ

古くからロシアの寒い地方に生息しており、ロシアの厳しい寒さに耐えるためトリプルコートという被毛の特徴を持ったもこもこしている猫です。
野性的な性格を色濃く残しているので運動量が多いため、運動できる環境を用意する必要性があったり、
抜けが多いため頻繁にブラッシングをしてあげる必要性があります。
そんなサイベリアンですが、暑さにさえ注意して毎年健康診断を受けていれば初心者でも飼いやすい猫種ですよ。