ぬいぐるみ人形を由来とする『ラグドール』
ふわふわな毛皮を持ち、抱っこされることが大好きな猫種です。
そんなラグドールの歴史や特徴、性格、飼うときのポイントをご紹介します。
ラグドールの歴史
ラグドールの起源については諸説ありますが、一般的には1960年代にアメリカ合衆国のカリフォルニア州で誕生したとされています。
この種の始祖は、白い『アンゴラ』(ペルシャという説もあり)のジョセフィーヌという名前の雌猫を元に、『バーマン』を掛け合わせた子どもに『バーミーズ』という猫を掛け合わせて誕生した品種と言われています。
初期のラグドールは、シールポイントというカラーリングでしたが、その後、他のカラーバリエーションも登場しました。
1965年にはアメリカで、1983年にはイギリスでラグドールが正式に猫種として登録された、比較的新しい品種になります。
現在では世界中で人気のあるペットとなっています。
ラグドールの特徴
ラグドールの特徴は大型の猫種に分類される品種で
体重はメスで4〜6kg、オスで4.5〜7kgほどが一般的とされています。
最大で10kg以上にもなるという記録も残っています。
体長は平均50cmほどにもなり、一般的な猫の平均体長が25〜30cmと言われているため、
比較すると大きいということがわかりますね。
そのため骨格もがっしりしており、筋肉質な体質でもあります。
目の色は透明感のある青色をしており、
長毛種で胸の前までふわふわとした毛皮に覆われており、優雅な雰囲気を醸し出しています。
被毛のカラーは様々な種類があり、シール(こげ茶)、ブルーが多く、他にもチョコレートやライラック、レッド、クリーム、フォーン、シナモンなどがあります。
また、模様の種類もいくつかあり、ミテッド(足先が靴下を履いたみたいに白い)やバイカラー(はちわれと言われており顔の模様が八の字みたいな模様になっている)、カラーポイント(体が白く顔、耳、尻尾に色がつく)と言われるものがある。
ミテット模様
バイカラー
カラーポイント
完全に成長するまでには約4年が必要と言われており、ラグドールの寿命は平均的な猫の寿命と同じで13〜14年と言われています。
ラグドールの性格
ラグドールの性格は温厚で穏やかな性格をしており、人と引っ付くのが好きで甘えん坊な一面があります。
こうした性格のおかげで親しみやすく、人に懐くことが早いため子供のいる家庭にもおすすめの猫種です。
また、甘えん坊で落ち着いた性格をしているので、抱っこされることを好みます。
こうした抱っこされることを好んだり、人に懐くのが早い特徴から『ラグドール』という名前の由来にもなっています。
猫らしい特徴も持っているため、好奇心旺盛で家中を駆け回ったり、猫じゃらしで遊んだりする一面もありますので、キャットタワーや遊べるおもちゃを設置したり、購入してあげると喜んで遊んでくれますよ。
適用能力が高い猫種でもあるため、新しい環境に適応する能力が高く、旅行や外出時に連れて行ってもストレスを感じにくいので一緒に旅を楽しむことが出来ます。
ラグドールを飼う時の注意点とポイント
ラグドールを飼う際には、以下の3つの点に注意する必要があります。
- 適切な食事を摂るようにしましょう!
- 毎日のブラッシングをしてあげよう!
- 定期的に健康診断に連れて行こう
適切な食事を摂るようにしましょう!
ラグドールは、栄養バランスの良い食事が必要です。
ラグドールは体が大きくなる猫種で、成長するには十分な栄養が必要です。
高タンパク、高脂質で栄養価の高い、総合栄養食が安心して育てられますよ
毎日のブラッシングをしてあげよう!
ラグドールは、毛が長くて柔らかいため、毎日のブラッシングが必要です。特に、毛玉ができないように注意する必要があります。ブラッシングを行わないと飲み込む毛の量が増えてしまい毛球症を発症してしまう可能性が高くなっていしまいます。
1日1回はブラッシングしてあげるようにしましょう。
定期的に健康診断に連れて行こう
ラグドールは、一般的には健康な猫種ですが、猫カゼや尿石症などの病気にかかるリスクがあります。
そのため定期的な健康診断を受けることが必要になります。
ラグドールの特徴や性格飼う時のポイント注意点のまとめ
ラグドールは、穏やかで親しみやすい性格と、柔らかくしなやかな被毛が特徴の猫種です。
温厚で穏やかな性格をしているので、しばしば犬のように飼い主に従い、抱っこされるのが大好きです。
子供たちとの相性が良く、一般的に他のペットや家族とも良好な関係を築くことができます。
適切な食事、毛の手入れ、定期的な健康診断を怠らず素敵なペットライフを過ごしましょう!!
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