あなたはアルマジロという動物をご存知でしょうか?
アルマジロは硬い甲羅に覆われた哺乳類唯一といってもいい動物です。
(鎧を持つというとアルマジロともう一種存在していますが)
食性や見た目が似ている動物にゼンザンコウという動物が存在しますが、全く別の種類の動物になります。
そんなアルマジロ、ペットとして飼うことが出来る動物だとご存知でしたか?
今回はそんなアルマジロについてご紹介します!
アルマジロの特徴と生態
アルマジロと聞くとどんな風貌を思い浮かべますか?
固い甲羅のようなものに覆われていて、危険を感じると丸まって防御の姿勢をとると思っていませんか?
あの丸くなるすがたは一部の種のみしかできず、すべてのアルマジロがあの姿になることはできません。
また、意外とアルマジロの甲羅には防御力はなく、犬に噛まれると致命傷になってしまうこともあるんです。
だったらなんのための甲羅なの?とおもいますよね?
そんなアルマジロの生態にや習性についてご紹介します。
飼われたい方は参考にしてみてくださいね。
アルマジロの外見と特徴
アルマジロは、硬い装甲板で覆われた独特の体を持ち、その装甲は防御手段として機能しています。
ただ、冒頭でも犬に噛まれると致命傷になり得るぐらいの強度しかないため、
イバラや狭い空間に逃げた時に石や木の枝先などで逃げる時に怪我をしないために甲羅を身につけたと言われています。
また、アルマジロと一言に行っても種類は20種ほど存在し、体長は約15 cmから150 cmまで、種類によって異なります。
最も一般的な種類である「ムツオビアルマジロ」(Nine-banded Armadillo)は、体長が約38〜58 cmで、尾の長さが約25〜48 cmほどになります。
アルマジロの主な生息地
アルマジロは主に南アメリカ、中央アメリカ、そして南部アメリカの温暖な地域に生息しています。
湿地、森林、草原など、さまざまな環境に適応していますが、乾燥地帯を好む傾向があります。
アルマジロの食性
アルマジロは主に昆虫食性で、特にアリやシロアリを好みます。
また、ミミズ、甲虫、果実、小型の脊椎動物も食べることがあります。
強力な爪で地面を掘り、獲物を探し出すのが得意です。
アルマジロはどんな生態なの?行動習性について
夜行性で、日中は掘った穴の中で過ごし、夜に活動します。アルマジロは掘ることが得意で、主に獲物を探すために地面を掘り返しますが、逃げる際にも素早く穴を掘って身を隠します。
アルマジロは泳ぐのが得意で、水を横断する際には肺に空気をためて浮力を得たり、逆に体を沈めて歩いて渡ることもあります。
アルマジロの繁殖は?
アルマジロの繁殖期は地域によって異なりますが、一般的に1年に1回繁殖します。
ムツオビアルマジロは、1回の出産で4つの子供を産むことが多く、これらの子供はすべて同一の受精卵から分裂して生まれることが知られています。
妊娠期間は約120日で、生まれた子供はすぐに活動を始め、数週間以内に固い装甲を形成します。
アルマジロの生存戦略
アルマジロは天敵に襲われた時、丸まって防御する動物だと思っていませんか?
確かに最終手段は丸まって防御しますが、先ほども言ったように、犬が噛み付くと傷を覆ってしまう可能性があります。
ならどうやって生き残ってきたのか?
アルマジロは比較的ゆっくりとした動きですが、危険を察知すると、穴を掘ってやり過ごすしています。
ペットとして飼われる反面絶滅の危機瀕しているアルマジロ
アルマジロの多くの種は比較的安定した個体数を保っていますが、森林破壊や人間による狩猟が一部の種に脅威を与えています。
特に、南米の「ジャイアントアルマジロ」(Giant Armadillo)はICUNリストで絶滅危惧種である危急種(VU)とされています。
アルマジロって飼えるの?
オオアルマジロ、オオスベオアルマジロ、ペルーケナガアルマジロの3種はワシントン条約にも記載があるため、一般の人が飼うことはできませんが、それ以外の種は誰でも飼うことができる動物の一つです。
ただ、生態のところでも書いたように餌が昆虫食(主にアリ)なので、飼育難易度はかなり高い動物になりますので、可愛いからという安易な理由で買わないようにしましょう。
どうしても飼いたい方はしっかり事前準備をして飼うことをお勧めします。
今回はここまで。
アルマジロをご紹介しました。
ペットとしても意外と人気があり、アメリカでは勝っている方は結構存在しています。
エキゾチックアニマルを勝ってみたいという方は候補の一つにしてみてはいかがでしょうか?
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