ホホジロザメの生態は謎に包まれています。
そんなホホジロザメが子宮内で「ミルク」を与えていることが沖縄美ら島財団総合研究センターの佐藤圭一氏らによって発見されました。
このミルクで子育てをするサメが発見されたのは初めてでした。
ホホジロザメは、卵胎生といって卵を子宮内でそだてて、子供を出産するサメとして知られています。
今回の研究で子宮内の体液や内壁、胎児を分析した結果、子宮の内壁からミルクが分泌されることが判明しました。
子宮ミルクはマンタやアカエイ類が同じように分泌をして、子育てすることは知られていましたが、
同じ特徴をサメで発見されてことは初めてでした。
また、妊娠初期では、ミルクの分泌がなく、
内壁が魚の鰓のような構造に変化し酸素をより多く供給できるようになるなど、
変わった生態があることも判明しました。
ほかにも、子宮内での幼魚の姿をしたホホジロザメを確認することができ、ホホジロザメの生態解明に一歩近づきました。
ホホジロザメの生態は全て解明されていませんが、近年の研究で出産場所や育つ場所などが少しずつですが解明されています。
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このまま、絶滅の危機から回避できるといいですね。
参考研究:https://journals.biologists.com/bio/article/5/9/1211/1210/How-great-white-sharks-nourish-their-embryos-to-a?searchresult=1
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